忘年会シーズンに注意! 毎日の飲酒が大腸がんのリスクを高める
画像を見る ビタミンB6が豊富な玄米とゴマの組み合わせがいい(写真:PIXTA)

 

■飲む前の新習慣に“玄米ゴマおにぎり”

 

そこでおすすめなのが、飲み会前に“玄米ゴマおにぎり”で小腹を満たしておく方法だ。

 

「玄米は100グラムあたり0・21ミリグラムと、白米に比べて10倍以上もビタミンB6が豊富。同じくビタミンB6が豊富なゴマを大さじ1杯程度混ぜた“玄米ゴマおにぎり”を飲酒前に食べることで、手軽に1日に必要なビタミンB6を摂取できます」

 

空腹時にいきなりアルコールを摂取すると胃や腸に負担がかかるため、それを防ぐためにも飲酒前に食べておくとよい。

 

お酒のおつまみには、ビタミンB₆の多いブロッコリーの炒め物や、カツオやマグロの刺身、ナッツ類などをチョイスしよう。

 

ただし、1日あたりのビタミンB6の推奨摂取量は、成人女性で約1.1ミリグラム。連続して過剰に摂取すると、感覚神経障害などを起こす可能性もあるため、サプリメントなどで過剰に摂取するのは控えよう。

 

「基本的には、偏らずにバランスよく食べることが大切です。とくに女性は、分解できるアルコール分が男性より少なく、女性ホルモン・エストロゲンの働きによってアルコールの影響を受けやすい。

 

また、高齢になれば、体内の水分量が減少するため、同じアルコール量でもリスクが高まります。

 

飲酒時には、ビタミンB6の豊富なメニューに加えて、水分もしっかりとるようにしましょう」

 

忘年会で大腸がんリスクを上げないためにも、飲食前や飲食時の食習慣を見直そう。

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