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2016年が始まり、気持ちを新たによきスタートを切りたい!けれど何もうまくいかない!そんな人は今年から心機一転、日記を書いてみませんか?

 

日記をつけることで、今の自分を見つめ、未来の自分を想像することで、「なりたい自分」に近づけるメソッドです。2016年はこうして夢をかなえよう。数ある日記の中から、本誌が2人の達人に教わったおすすめの日記を紹介。ぜひ試してみてください!

 

【ほめ日記】

「一日の終わりに自分をほめてあげる。それだけで周囲の人との関係も格段によくなりますよ」

 

こう話すのは『「ほめ日記」効果って、何?』(三五館)をはじめ数々の“ほめ日記”本を執筆する手塚千砂子先生。

 

「書き方の形式は自由です。日付を書いたら、今日一日を振り返って、どんな些細なことでもいいので自分をほめる文章を書きます。たとえば『昨日遅く寝たのに今日は早起きして洗濯と掃除を午前中に済ませた。私ってよく頑張っているよね〜』とか。ページにシールを貼ったり、イラストを描いたり、カラーペンなどを使って楽しんでいる人もいますよ」

 

自尊心が高められるため、本音で自分の意見が言えない、自分を責めてしまう、ストレスをためこみやすい人にはとくに効果的だという。ほめるときにポイントとなるのが、ほめ言葉だそう。

 

「ほめ言葉に脳が反応して喜びます。また、ほめ言葉の語彙を増やし、豊かに使うことで自分自身も豊かになれるので、毎日違う言葉でいろいろな角度から自分をほめてあげてください」

 

【感謝日記】

「感謝を通して出てくる本当の自分と向き合い、自分を客観視できるようになるのが感謝日記の魅力ですね」

 

感謝日記を教えてくれたのは『人生最強の自分に出会える感情ノート』(秀和システム)の田中ウルヴェ京先生。

 

「感謝日記はノートの左ページにその日にあったありがたいと思ったことを3つ書き、最後に『ありがとう』と好きな色で書きます。右ページには左に書いたありがたいことについての自分の本音を書きます。そうすることで自分の本音が見えてきます」

 

たとえば、旅行の誘いに“感謝している”と書きながらも、実は“ありがた迷惑だった”と正直に文字で書くことで、本当の自分の感情に向き合うことが大切なのだそう。

 

「始めたばかりのころは、左ページが自分の中の天使の感情、右ページが自分の中の悪魔の感情に思えるかもしれません。天使の感情=旅行の誘いに対する感謝を書くことで、迷惑がっている=自分の中の悪魔の感情に気付くことができます。この2つの感情を見比べることが、自分を客観視する訓練になっていくのです」

 

最初の“誘われたということに対して迷惑なんだ”という思いが、日記を続けることで、“自分と行きたいと思ってくれる友人がいたことへの感謝”に変わってくるという。

 

「自分を客観視することで、さまざまな物事の捉え方が変わり、最初は左ページと右ページの感情の差があったとしても、徐々に新しい自分の思考が生まれ、差は縮まっていきます。心から感謝していることを左ページに書けるようになるんです」

 

日記を続けることで心の底からの感謝を書きだせる日がきたら、本当の自分と向き合えている証拠なのだとか。

 

日記を書くことで今の自分、未来の自分と向き合い、今年はステキな自分になろう!

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