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「新生活が始まる4月に向け、引っ越しをする人がこれからどんどん増えます。ピークとなる3月に不用な家具を売ろうとしても、安く買いたたかれてしまいます。家具を処分する予定があるなら、なるべく早く売るべきですよ」

 

そうアドバイスしてくれたのは、メディアにもよく取り上げられる家具・家電買取り専門業者のAさん。本来なら社名を出したかったと言うが、匿名なのにはワケがある。

 

「年明けから家具の買取り依頼が急増していて、これ以上増えても対応ができない状態なんです。テレビや雑誌でこうした企画が出るとますます依頼が殺到してしまうので、今回は匿名にしてください」

 

これからの時期はさらに引取り依頼が増える。それはつまり、中古家具が大量に市場に出回るということだ。

 

「家具を売るなら、家具引取り専門業者に。みなさんが利用しがちな総合リサイクルショップが高値で買い取るのは、家具ではなくエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機などの家電です。大きなものは場所を取るので業者も邪魔です。売れずに廃棄することを考えると、家電リサイクル法によって廃棄料金が安くつく家電を買い取るほうが効率的なんです。また、家電は年式が明記されているため、どの業者でも査定額があまり変わりません」

 

家具引取り専門業者に売る場合でも、テレビが喧伝するように何でも高く売れるわけではない。が、粗大ごみに出したところで、引き取ってもらいには金がかかる。買取額が高くなくても、粗大ごみの費用を考えれば売るほうが断然おトクだ。少しでも高く売るためのポイントをAさんが教えてくれた。

 

【1】家具の専門業者に頼む

大手のいわゆる総合リサイクルショップではなく、家具を専門に扱う業者のほうが、高値がつくケースが多い。

「総合リサイクルショップには家具専門の査定員がいない場合も。価値がわからない人に買いたたかれてしまってはもったいないですよね。まずはネットなどで近所の業者を調べて、買い取ってもらえるかを電話で確認します。売りたい家具メーカーや状態は、細かく伝えましょう」

 

【2】査定は直接お店で

車を持っていない、売りたい家具がたくさんあるという人は、業者が自宅に来てくれる出張査定も利用できる。

「査定だけならどの業者も無料です。時間はかかりますが、最低でも2〜3社に依頼し、いちばん査定額が高かった業者に売りましょう。しかし、出張査定に来るスタッフは、家具の写真を撮って店舗にいる査定員に報告するだけのアルバイトのことも多い。後日査定額が送られてくるので、安く見積もられる可能性も。店舗に持っていけるなら、目利きの査定員と直接交渉もできますし、査定額も上がりやすいです」

 

【3】数が多いほど高額に

「食卓テーブルと食器棚などで同じメーカーの同じシリーズものをまとめて売ると、高値がつきやすくなります。また、売る家具の点数が多ければ、1点なら1,500円で買い取る家具が、2,000円になる場合もあるんです」

 

家具を売るならなるべく早めに、そして面倒でも多くの業者の査定を受けよう!