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ハローワークの職業訓練が注目されている。介護や事務、職人的な仕事に必要で、女性が就職しやすい技術と資格が得られるという。ハローワークの窓口で紹介される職業訓練校は各都道府県にあり、6カ月までの短期であれば、授業料は無料。ただし、入学するには高校卒業程度の学力検査など、いくつかの選考試験や面接がある。科によっては2倍程度の倍率になることも。

 

東京都内には、ハローワークが就業希望者を育成する職業訓練校の役割を担っている4つの開発センターがあり、人材確保・育成の拠点として、就業希望者の職業訓練と地域における中小企業の人材育成・確保に関する相談をしている。そのひとつ、東京都足立区綾瀬にある東京都立城東職業能力開発センターには、13の専門科目があり、数多くの女性が訓練を受けている。介護福祉科では在学中に「福祉用具専門相談員」と「介護職員初任者研修」の資格が取得でき、就職率もよいため、在籍15人中、女性が12人を占めていた。

 

「そのほか、希望して試験を受けて合格すれば取得できるものとして、福祉住環境コーディネーター2級、医療事務管理士、介護事務管理士があります。どちらかというと、医療事務は女性のほうが向いていると思います。前回の就職率は有期雇用をいれて85%、正社員としては50%でした」(栗原政彦主任指導員)

 

医療事務や介護事務だけでなく、木工技術や機械、建築、電気など、本来は男性向けの職種のイメージが強く、女性には不向きと思われがちな科目にも、訓練を受ける女性たちがいる。

 

「もともとは船の機械、エンジンのメンテナンスをする仕事をしていました。また、工事のための機械も行いました。全国の造船場に行くので出張が多かったです。子どもを産んだことがきっかけで、もう少し生活に近いところでものづくりをしたいなと思い、木工を選びました」

 

こう語るのは、注文家具を製作したり、木工教室を開催している株式会社ドロワーズで木工教室長を務める長岡三恵さん(36)。彼女は機械のエンジニアから木工職人への転身だ。木工技術科は、91%が正社員になっており高い就職率を誇る。

 

介護福祉用具科には年齢制限はないが、木工科目は、おおむね30歳くらいと、科によって年齢制限があるそう。また、訓練校によって科目も異なるという。

 

「大都市圏は同じぐらいの数の職業訓練がありますが、各都道府県によってニーズが変わります。ニーズに応じた訓練が公開されていますので、ご自分に合ったものを選んでください」(東京労働局)

 

キャリアカウンセラーで東洋大学准教授の小島貴子さんに、就職しやすい職業訓練科目の選び方を聞いた。

 

「ビル管理や電気工事は、常にニーズがあります。しかしインテリジェンスビルの更衣室やトイレのメンテナンスには、男性が入りづらいところがあるため、女性が雇われる確率が高いと言えます。男性のイメージが強い職業訓練をする学科が、狙い目ではないでしょうか」

 

職業訓練を修了すれば、ただちに第一線で活躍するのも夢ではない!

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