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「各社とも提携先の店舗が激増中で、提携のタイミングに合わせて”ポイント倍増キャンペーン”などを開催しています。同時に、共通ポイントと併せて、店舗独自のポイントも同時にためられるお店も増えています」

 

こう話すのは、ポイント情報サイト「ポイ探」を運営する、菊地崇仁さん。「共通ポイント」とは、コンビニや飲食店、ガソリンスタンドなど異なる業種の店で、共通のポイントを使える制度。その先駆けとして、’03年にTSUTAYAやENEOSなどで使える「Tポイント」が開始。その後、ローソンなどで使える「Pontaポイント」、楽天市場でおなじみの「楽天スーパーポイント」、携帯電話のNTTドコモが運営し、ドコモユーザー以外も使える「dポイント」が登場。これらが”4大共通ポイント”と呼ばれている。

 

「年々、共通ポイント各社の競争が激しくなっています。企業は消費者にアピールすべく、お得なキャンペーンを展開。これをうまく利用できるかどうかで、獲得できるポイントに大きな差が生まれます。ところが、情報が多すぎて何がお得かわからず、もらえるはずのポイントを逃している人が多いのが現状です」(菊地さん)

 

そこで今回、菊地さんがためたポイントを使いこなすためのテクニックを教えてくれた。

 

■「楽天ペイ」の利用でさらにポイントがたまる

 

「楽天ペイ」とは、リアル店舗での代金決済に使えるスマホ用アプリ。あらかじめアプリにクレジットカード情報を登録しておくと、店舗での会計字、アプリだけで決済ができるというシステムだ。

 

「楽天ペイで支払うと、登録したクレジットカードのポイントがたまるのはもちろん、楽天スーパーポイントも200円につき1ポイントたまります。たとえば、クレジットカードに『楽天カード」を使うよう登録すると、楽天カードの決済で獲得できるポイント1%に加えて、楽天ペイ利用分のポイントが0.5%たまるので、合計で還元率が1.5%にアップ。1万円支払った場合、通常100円分の還元が150円になります」(菊地さん・以下同)

 

楽天ペイは、全国の都市部を中心に、カフェや美容院など、利用できる店舗が増えている。ふだん通っているお店が対応しているなら、使わない手はない。

 

■「ウエルシア薬局」での買い物は月曜日に集中

 

Tポイント提携先のドラッグストアチェーン「ウエルシア薬局」と、同グループの「ハックドラッグ」では、毎月月曜日、買い物で獲得できるポイントが2倍になる。

 

「Tポイントは提携先が多くて使いやすい半面、他社に比べると、還元率が0.5%と低いのが難点。しかしウエルシアとハックでは、もともと通常108円で1ポイント獲得なので約1%の高還元率。それが月曜には2倍の2ポイントがたまることになります。また、毎月20日の『お客様感謝デー』は、200ポイント以上のポイントを利用して買い物する場合に、ポイントの価値が1.5倍に。たとえば300ポイントで450円分の買い物ができるんです。ウエルシアとハックでは、『買い物するのは月曜日、ポイントを使うのは20日」と決めておくといいですね」

 

ドラッグストアでは食料品や飲料なども販売しているので、スーパーの代わりに活用すると◎。

 

■中途半端なJALのマイレージはPontaポイントに換えよ

 

飛行機に年1~2回ほど乗る機会があっても、特典付き航空券に交換するほどにはマイルがたまらず、結局、失効してしまう……。そんな人に耳寄りなのが、昨年4月に始まったJALの「Pontaコース」。

 

「搭乗した便のフライトマイルの半数が、Pontaのポイントとしてたまります。たとえば、JALの割引運賃『ウルトラ先得」で東京~那覇を往復した場合、738ポイントがたまります。家族4人での旅行なら、2,952ポイントですから、ローソンなどのPonta加盟店で3,000円近い買い物ができますね。中途半端になりがちなマイルの使い道として、非常に有効です」

 

 利用方法は、事前にJALのサイトで「JMB×Ponta会員」に登録し、Pontaコースへの申し込みをするだけで、いずれも無料。しかも、7月13日までは「ダブルPontaポイントプレゼントキャンペーン」を開催中。期間内に搭乗すると、獲得ポイントが2倍になる。早めの夏休み旅行で、JALに搭乗予定のある人は、要チェック。

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