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「デザイン的に時代遅れ」「気分的に今、身に着けるのはちょっと」といった理由で、アクセサリーボックスで眠ったままになっている宝石類。たくさんの思い出が詰まった、そんなジュエリーたちに私たちがしてあげられる最高の恩返しは“高く売ってあげる”ことなのかもーー。ということで、本誌記者が都内の買取り店6店舗を巡って学んだ“少しでも高く売るコツ”を伝授!

 

先日、実家に帰った際、記者(36)は母(66)から「百貨店の宝飾店で買ったものばかりだから、元値はすごく高いのよ。ブラックオパールのリングなんて、300万円もしたんだから!」と、宝石類を譲り受けた。

 

母は自信満々に言っていたが、こんなにダイヤモンドがギラギラたくさんついたデカくてゴツい指輪、絶対に着けない。またどこかにしまい込んでしまうなら売ってしまおうと、記者はネットを検索した。すると、「高価買取り」「高額査定」などと書かれたサイトがたくさん目に飛び込んでくる。

 

しかし、どこが高く買い取ってくれるのか、全然わからない……。そこで記者は、買取り相場が高いといわれている銀座と新宿の6店舗を、巡って見ることにした。

 

「高価買取り希望なので、何店か回っています。査定してもらいだけでもいいですか?」と、どの店にも最初にそう宣言した。そうした客が多いのか、どの買取り業者も「いいですよ」と快諾。

 

査定の流れはこうだ。宝石類をすべて出すと、買取り業者は一つひとつの宝石を手に取り、ルーペでリングの内側に刻印されているプラチナの純度や石の状態をじっくり見る。店によってはバックヤードに持って行き、機械で検査をしているようだった。重さを量り、相場の金額などが書かれているデータと照らし合わせて、査定額を出す。

 

査定時間は短い店だと20分ほど。長い店だと「本店に写真を送って、金額を確認してもいいですか?」と待たされ、1時間かかった店も。査定結果は次のとおり。

 

【24金ネックレス】元値150万円

 

A社・14万5,900円

B社・14万5,905円

C社・14万円

D社・14万9,486円

E社・14万7,000円

F社・14万8,500円

 

【0.819カラット ダイヤリング】元値200万円

 

A社・12万円

B社・15万2,790円

C社・20万円

D社・10万5,000円

E社・13万円

F社・8万円

 

【スタールビーリング】元値250万円

 

A社・4万円

B社・3万2,500円

C社・3万6,000円

D社・3万円

E社・5万円

F社・2万円

 

【ブラックオパールリング】元値300万円

 

A社・8万円

B社・23万5,000円

C社・8万円

D社・7万円

E社・10万円

F社・10万円

 

差額が大きかったのは、ダイヤモンドのリングとブラックオパールのリング。ダイヤモンドの最高額は20万円、最低額は8万円で、差額は12万円。ブラックオパールの最高額は23万5,000円、最低額は7万円で、差額は16万5,000円。こんなに差が出るなんて、ビックリ!

 

そうした中古ジュエリー業界の裏事情を、買取り業者のAさんが、匿名を条件に教えてくれた。少しでも高く売るためには、金製品&ダイヤモンドと、大粒のルビー、エメラルド、サファイアなどの色石を同一店に売るのはおすすめできないという。

 

「店によって、得意分野が違うのです。金製品&ダイヤモンドを売るなら、買取りブースしかない大手チェーン店がおすすめです。店舗を持っていないのは、ほかで売れるルートがある証拠ですから。そして、飾りの細かいダイヤモンドにも値段をつけてくれるか、金買取り相場情報を公開している貴金属専門業者より高値をつけられるかを電話で確認します。OKなら高額買取りの可能性大です」(Aさん)

 

Aさん教えてくれた、いらない宝石を、“少しでも高く売るコツ”は次の5つ。

 

(1)金相場が高い今こそ、いらない宝石を一刻も早く売るべき

(2)ノーブランドの宝飾品は、元値の100分の1から10分の1になる覚悟をしておく

(3)優秀な査定員は御徒町と銀座、各買取り店の本店に多くいる

(4)金製品&ダイヤモンドと、ルビー、エメラルド、サファイアなどの色石は、別の店で売る

(5)時間と手間を考慮して、査定して回るのは2〜3店舗で十分

 

家でタンスの肥やしになっている「いらない宝石」をいますぐチェックして、少しでも高値で売りさばこう!