隔週連載〈中山秀征の語り合いたい人〉、今回は乙武洋匡氏(38)。’07年から3年間、杉並区の小学校教諭として勤務し、現在は東京都教育委員を務める乙武さんの熱い思いを聞き出した。そこで乙武氏が語る”乙武流・子どもを伸ばす教育の心得・5カ条”をまとめた。

 

《1、”学校と家庭はパートナー”という意識を持つ》

「学校はちゃんとやってるの?」「どうせ常識がない保護者だろ?」と、保護者と教師が最初から疑心暗鬼になるのはNG。子どものためという共通の認識を持っておくことが大切。

 

《2、両者で”情報共有”し、指導や子育てに生かす》

「学校ではこんな一面がある」「逆に家ではこういうことがある」と教え合えば、保護者と教師のお互いが見えていない子どもの様子を知ることができ、よりよい教育ができる。

 

《3、結果だけでなく過程を重視し、”褒める”》

必ずといっていいほど「先生、ウチの子はね」と子どものダメ出しをする親が多いと、乙武さんは保護者会で感じたそう。褒めて伸ばしたほうが子どもが意欲的にチャレンジする。

 

《4、学校の”9割は杞憂”でできている》

学校に子どもを送り出したら、けんかもけがもある程度は覚悟したほうがいい。学校が問題を避けるため守りに入ってしまい、子どもがいろいろな経験をできなくなっている。

 

《5、子どもが自然に傷つく場面を奪わないように》

バレンタインで「もらえない子が傷つく」、運動会で「1位になれなかった子がかわいそう」、お遊戯会で主役が何人もいるというのは、子どものやる気や向上心を奪っているのでは?

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