10月17日に抽せんが行われたオータムジャンボ(1等前後賞含め3億9千万円)。その1等が出た、全国10の売り場が判明した。その中には、「NHK朝ドラの舞台となった土地から大当たりが出ると、本誌で紹介した大阪府「南海難波駅構内1階売場」も!

 

「ドラマ『マッサン』の中で、家出したエリーをマッサンが捜し回るシーンがあり、地元の住吉大社がロケに使われました。私が毎月、当せん祈願に行っているのも住吉大社。本当にマッサンパワーの御利益のようで、うれしいです」(販売担当・村田紀子さん)

 

『マッサン』のロケ地ということでは、広島県「山陽自動車道福山サービスエリア下り線」も、マッサンの生家がある広島県竹原市から近く、本誌が注目したエリアだった。

 

「売り場がオープンしたのが’04年10月。これまで億は1本もなく、今回のオータムは『苦節10年の節目だから1等が出るかも』と、特別の期待がありました。苦節10年という言葉は、ホンマなんですね(笑)」(安井洋平支配人)

 

取材すると、ほかの売り場でも今回、大当たりのさまざまな予兆があったという。全国で唯一、2本の1等が出た愛知県「名駅前チャンスセンター(CC)」は、名古屋駅前ロータリーに背を向ける形で歩道に建っている。その売り場の背後から回り切れなかったトラックが突っ込んできた。

 

「幸い、けが人はありませんでしたが、売り場のひさしが落ち、かなりの衝撃でした。宝くじ愛好家の間では『当たり運』といって、何かに当たると宝くじも大当たりする、という言い伝えがあり、『これは当たるよ』と販売員一同で話していたんですが、まさか1等が2本も出るとは。災い転じて福となるとはこのことですね」(坂原克司店長)

 

東京都「宝くじロトハウス要町駅前店」は’01年のオープン以来、億は初めて。地元商店街の人など、常連さんに支えられている売り場だ。

 

「オータム期間中、ロト6で3等61万円、ロト7で3等86万円と、続けて窓口で当せんを確認しました。ロト6を当てたのは常連の若い男性で、満面の笑みに私も興奮。思わず『やりましたね』と言ってしまったほど。喜びの輪が続いたことが、本物の大当たりを呼んでくれたんだと実感しています」(販売員・浜田美津子さん)

 

人気朝ドラのツキにあやかり、ロケ地から大当たりが出るという法則は年末ジャンボにも当てはまる。『マッサン』の舞台は、広島県、大阪市、北海道……。年末はどこから7億円が出る!?

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