須藤元気のダンスユニットが世界から注目されている

【動画】http://youtu.be/NGdyaDnnrLM

元格闘家で、作家・タレントとしても活躍する須藤元気(33)が2009年に6人のダンサーと結成したパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」が今、世界中から熱い視線を浴びている。ビジネススーツに眼鏡、髪をを七三分けにした”日本人”ファッションと、独創的なダンスが受けているのだ。

動画サイトYoutubeの再生回数は1千250万回超えている。3月には、世界的コンピュータ会社『DELL』のマイケル・デル社長がツイッターで彼らを紹介したほど。

7月には米・ロサンゼルスで行われた、マイクロソフト社が主催するIT業界の大イベント「WPC」にゲストとして招かれ、1万4千人の観客を前にステージに上がった。

須藤は、流暢な英語でこう語りかけた。

「3月11日、私たちの国はマグニチュード9の地震に襲われました。我々は今、日本の歴史上観測されたもっとも大きな地震からの復旧活動に追われているところです。日本は復興への道の途中なのです」

彼らのパフォーマンス後、会場は大歓声に包まれた。 

須藤本人は「人が動く時には2つの理由しかありません。1つは利益。もう1つが感動です。格闘家から転向した当初は、誰も相手にしてくれず。ここまでくるのに3年かかりました」と、語る。

格闘家のイメージが強い日本より、須藤に対して白紙の海外で勝負しようとする戦略は成功した。

現在、WORLD ORDERへの仕事のオファーは90パーセントが海外からきているという。

「日本の回転寿司の発想を見習って、すごくメカニックで新しいけれど、寿司そのものは変わらないという。髪を七三分けにしたパターン化された”日本人”のイメージをクールジャパンのイメージに変えて、日本のよいところもちゃんと表現したいと思ったんです」

 

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