タツノオトシゴ標本ストラップが子宝を願う女性に大人気

景気や世相が上り調子になるといわれる辰年に入り、鹿児島県南九州市の「タツノオトシゴハウス」が観光客で賑わっている。日本で唯一というタツノオトシゴの観光養殖場。そして、ここで売られている本物のタツノオトシゴの標本が入った「吉祥ストラップ」が、安産や子宝を願う女性たちに大人気となっているのだ。

 

海洋調査や養殖実験などの仕事をするうち、いまだが生態は謎だらけというタツノオトシゴの魅力に取りつかれ、この施設を作った「シーホースウェイズ株式会社」代表・加藤紳さん(40)は言う。

 

「彼らの出産は、メスがオスのお腹に卵を産みオスが育てて産む。お父さんが育児・出産、それに愛妻家でもあるので今でいう理想の“イクメンパパ”なんです(笑)。漁師さんは彼らを『海の守り神』として、大切に扱っていると聞きます」

 

縁結び、夫婦円満、安産、子宝、健康、という5つの吉祥があると伝えられるタツノオトシゴ。日本の各地にも、妊婦がお守りとしてその剥製や干物を持つ風習が残っているのだ。実際、「このストラップを娘にプレゼントしたら子宝に恵まれた」「夫婦仲がよくなった」などのご利益報告も寄せられているという。

 

「一度出会った相手と何度も一緒に子供をつくることが多いため、夫婦円満や子宝のシンボルとされてきたんでしょう」

 

と語る加藤さん自身も、現在奥様が2人目を妊娠中で4月には出産予定とのこと!これもタツノオトシゴのおかげかもしれない!?

 

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