インフルエンザ防ぐには「豚キムチしいたけ鍋」

インフルエンザが流行のピークを迎えてる今、その予防に効くと全国で品切れ続出の『明治ヨーグルトR-1』。だがそれが購入できなくとも、身近な食材「しいたけ」が含む栄養素・β-グルカンが家族を守ってくれるという。

R-1乳酸菌と同様、β-グルカンは体内の異常細胞を破壊するナチュラルキラー細胞(以下、NK細胞)を活性化させ、免疫力を高める効果があると順天堂大学大学院医学研究科・奥村康教授は語る。

「しいたけの黒いかさの部分がとくにいいんですよ。しいたけ以外ですと、β-グルカンはまいたけやアガリスクなどのきのこ類にも含まれています。ただしβ-グルカンは体内に吸収しにくく、もしR-1と同じだけの効果を期待するなら、しいたけを10個以上食べねばなりません。なので、きのこ鍋などは無理無くたくさんの量が取れるのでおススメです」

乳酸菌は重要なインフルエンザ予防食品なので朝はヨーグルトを食べ、夜はしいたけなどのきのこ類でβ-グルカンを意識的に摂取すると、より予防に効果的とのこと。そこで、おいしくかつ効率よくβ-グルカン&乳酸菌をとれるメニューを考案してくれたのが、管理栄養士の平野美由紀先生だ。

「インフルエンザ対策にいちばん適しているのは、豚キムチしいたけ鍋ですね。豚肉でタンパク質を補給し、体を温めます。コチュジャンの辛味成分で代謝も体温もアップし、キムチの乳酸菌で免疫力を上昇させます。しいたけ・まいたけに含まれるβ-グルカンで、さらにNK細胞を活性化します。締めの雑炊には白米ではなく大麦ご飯がおススメです。大麦にはβ-グルカンが含まれているので、雑炊にすることでβ-グルカンとキムチだしの乳酸菌を残らず吸収できますよ」

 

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