各行に緊急調査!「あなたの休眠口座を叩き起こす方法」
政府は2月15日、銀行が抱える『休眠口座』に預けられた預金を、被災地企業の復興に活用する案を発表した。休眠口座とは10年以上、おカネの出し入れのない口座のこと。現在、民間の銀行で休眠口座に当たる預金は毎年、約800億円も発生しているという。
復興のためなら……と思いきや、古川元久・国家戦略担当大臣はこの日の会見で「直接、復興財源として使うとは考えていない」とも発言。何に使われるかわからないなら、1円でも取り戻したい! と思う方も多いはず。では具体的に、どうすれば休眠口座を”目覚めさせる”ことができるのか? 各行に聞いた。
【みずほ銀行】
「通帳、印鑑、公的な身分証明書(写真入りが望ましい)があれば比較的、簡単にできますが、どちらか一方だけだと、変更手続きや再発行手数料が必要になります。銀行再編で銀行名が変わっている場合などは、最寄りの支店までご連絡ください」
【三菱東京UFJ銀行】
「印鑑しか残っていない場合には、その印鑑と公的な身分証明書のほか、口座番号、支店名などがわかる資料があれば大丈夫です。ただし、口座を特定するのに日数が必要になります」
【三井住友銀行】
「亡くなったご親族が持っていた口座が、後になって発見されるケースでは、休眠口座かどうかに関係なく、通常の相続手続きを行なっていただく必要があります。基本的には、戸籍謄本や相続人全員の実印、印鑑証明などが必要になってきます」
なお、旧郵政省の『定額郵便貯金』については、満期後最短で20年2カ月を過ぎると権利が消失し、受け取れなくなってしまう。期限内ならば口座が休眠状態でも、確認できれば払い戻しが可能なので、心当りがある人は、ゆうちょ銀行の窓口へ。