新入社員のスーツがびしょ濡れになる鳥羽水族館の水中入社式

春、町に溢れるフレッシャーズ。この不況のなか、就職難を乗り越えた新人クンたちを待ち受ける入社式は、時代に合わせてどんどん個性的になっている。

三重県・鳥羽水族館の入社式は、水族館のガラスの向こう側、つまり水槽のなかで行われた。新人たちはスーツ姿に酸素ボンベや水中マスク、足ヒレなどダイビングの装備を付けて、水の中へとドッボーン!この「水中入社式」は今年で6回目になるという。

「せっかく飼育研究部に配属されるのなら記念になる式にしようと、『水中入社式』を始めました。スーツがびっしょりと濡れますが、その感覚がいつまでも残り、思い出になるようですよ」(同社広報部)

新人たちはスーツをひらひら、ネクタイをふわふわさせながら、ウェットスーツ姿の先輩に水中掃除を教わったり、水中マイクで決意表明をしたり。式はすべて厳かに、吐く息の泡がブクブク漂う水の中でとり行われたのだ。

また今年の新人5人のうち1人は、潜水士免許の取得に向けて勉強中のため、素潜りで参加。1人だけ息継ぎのために、何度も浮上を繰り返しながら大奮闘していた。

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