年間25万円稼ぐ”エコの達人”が伝授「夏を乗り切る節電テク」
今から電力不足が懸念される今年の夏。いったい、どうやって乗り切ればいいのか。一家の優れた省エネと省資源への取り組みに対して、5回も県知事賞を受賞している”エコの達人”福岡県宗像郡の大谷光男さん(67)と奥さまの純子さん(58)に、今からでもできる節電テクを伝授してもらった。
オール電化の大谷家は太陽光発電を行い、自宅で使用して余った電気を「売電」しているという。昨年、買った電気代と売った金額を差し引きすると259,452円のプラスになったそうだ。「『ケチになれ』というのではなく、ムダを省くことで快適さが増し、心まで豊かになっていくというのがエコライフなんです」と語る大谷さんのムダ省きテクニックは、以下のとおりだ。
【1】家の照明を省エネ型電球に切り替える
「家中の照明を見直し、LEDや電球型蛍光ランプに切り替えました」(光男さん)
【2】家電は消費電力を貼って「見える化」する
「すべての家電製品に定格の消費電力を書いた紙を貼る。電源を入れるたび、どれだけ消費するか確認できるので節電意識が高まるんです」(光男さん)
【3】暑いときはひと部屋に集まって涼む
「エアコンも照明もひと部屋分ですみます」(純子さん)
【4】テレビ鑑賞のルールを決める
「リビングに大小2つのテレビを置き、ひとりなら小さいほうを、今日は楽しみたいというときは大きいほうを、と使い分けています。テレビを見ない日を決めるのもおすすめです」(光男さん)
【5】冷蔵庫の扉に中身を表示する
「冷蔵庫のどこに何が入っているか、紙に書いて貼っています」(純子さん)
【6】料理の保温はシーツ&新聞紙で十分
「煮物は煮詰まってきたら電源を切り、鍋を新聞紙で包み、さらにシーツでくるんでおけば保温できます。電気なしで味がしみていい感じになります」(純子さん)
【7】夜間の電力を利用して洗濯する
「夜10時から朝8時までは電気代が安く設定されているので、洗濯は朝8時までにすませます」(純子さん)
【8】曇り止めヒーター付きの鏡はジャガイモの皮で代用
「お風呂場の鏡がいつも温かいので調べてみたら、なんと5年間ヒーターがつけっぱなしだったことが判明したんです(笑)。代わりにジャガイモで磨くと、成分が鏡に水蒸気を付着するのを防ぐため曇り止めになりますよ」(光男さん)
どれも今からできるちょっとした工夫。いちど実践してみては?