保険研究家が教える「入ってはいけない保険会社の見分け方5」

いまや10年先も見えない不安な時代。長い老後、無年金時代に対応するため保険のあり方も刻々と変わっている。『「安いだけ」の生命保険はやめなさい!』(自由国民社)などの著書でダメな保険をばっさり切り捨てる国際保険総合研究所所長の三田村京さんが「こんな会社の保険には入ってはいけない」と、保険会社の見分け方5つを教えてくれた。

1】漢字系生保には入ってはいけない
毎年得る保険料収入の中から契約者の支払いのため積み立てておくべき『責任準備金の組み入れ率』が軒並み悪い。逆ザヤ商品(予定利率が高い過去の商品)が経営を圧迫しているところもある。

2】友人、親せきが営業をしている会社には入ってはいけない
友人や親せきから勧誘されたら、よほどノルマがきつい状況と見られる。保険会社側に利益の高いダメ保険を売られる可能性が高い。

3】一度倒産した会社には入ってはいけない
一度倒産して外資と合併し社名変更をした会社は、業績が悪化したら外資が撤退してしまう可能性がある。

4】自分の職場に来ている営業マンの会社だけで検討してはいけない
40数社ある保険会社の中からたまたま来ている1社だけで決めてしまうのではなく、多くの選択肢から検討するべき。

5】規模の大きな保険代理店のすすめる会社には入ってはいけない
規模が大きいと扱う会社が多くなり、業績の悪化している会社のダメ商品も当然扱うことになる。そんな商品をすすめられる可能性もある。

「生涯付き合う会社を選ぶときは『有名』『大手』というイメージではなく、よい保険を主力商品として掲げているかが見極めどころです。現在、43社ある保険会社の中から、厳しい選択眼で広く選ぶべきでしょう」(三田村さん)

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