「最近は子供の名付けに、一見、なんと読むのかもわからないほど、めずらしい漢字が当てられることが多い。我が子に個性的でオンリーワンな名前を付けようと思うのは両親の愛情表現のひとつなのでしょうが、やみくもな命名はかなりの確率で健康に影響を及ぼします」

そう嘆くのは、岐阜県美濃市の人里離れた山奥の治療院で診察を続けるカリスマ整体師・加納瑞光さん(61)。”気”を使用する独自の整体法と、患者の名前を聞いただけで健康状態をズバリと言い当てる不思議な能力が話題となり『美濃のゴッドハンド』の異名をとる整体師だ。

「25歳からこの仕事をはじめて、これまで10万人以上の患者さんを治療してきました。彼らが病いから立ち直る手助けをするうちに、名前に使われている文字とその組み合わせが、その人の健康と運勢に密接な関わりを持っていることに気づいたんです」(加納氏)

以降、『言語整体占術』の研究を続け、今では患者の名前を聞いただけで、相手の体のどこが悪いのかがほとんどわかるようになったという。では、ではなにに気をつければいいのか。加納氏の30年にも及ぶ研究から導かれた法則の一部を教えてもらった。

【法則その1・文字の線の交差や点、曲線は体の弱い部分になる】

「名前に使われている漢字を3文字なら1文字ずつ頭、胴体、足部分、1文字なら1つの漢字を3分割して割り当てます。交差していたり、点のある場所がケガや手術が暗示される体の部分です。たとえば『輝』という1字の名前なら右の『軍』が交差が多い。この場合は本人にとっては左側、心臓に注意が必要です。左右のバランスの悪い字も注意。どっしりとした『夫』など左右対称となる文字を使うと、安定した丈夫な体に育ちます」

【法則その2・縁起のいい名は不幸を招く。名付けは漢字の字の成り立ちが重要】

「縁起のいい文字は、成り立ちが不幸なものが多いんです。たとえば『幸』という字は手かせで縛られた状態からの解放をあらわしている字。なかなか幸せになれない文字です。『運』は軍隊や戦争からきている文字だったりする。一見、縁起のいい字は、性格や人生が文字の意味と逆になることが多いので注意です」

【文字の持つ細かい特色に注意。人気の文字だからといって安心は禁物】

「最近よく使われる『菜』や『美』など上にツノの付いた文字がある人は全体的に気が短い。ですが、この2つは過去の『子』と同じ性質を持ついい文字です。母親を近くで見て守ってくれるんですね。『結』という字は婚期を逃してしまいがちです。『蓮』のように『ん』で終わる文字が付くと苦労するなど、人気の文字にも弱点はあります」


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