’07年に発売され、累計200万部突破のベストセラーとなった『夢をかなえるゾウ』(水野敬也著・飛鳥新社刊)。その待望の続編『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』は発売早々33万部(2月21日現在)と、前作をしのぐヒットの勢いとなっている。出っ腹と歯に衣着せぬ物言いで世の中を震撼させた神様・ガネーシャ。そんなガネーシャが貧乏神・金無幸子さんを講師に迎え、本誌に”貧乏神にさようなら”する方法を教えてくれた。

 

ガネーシャ「今回のテーマは、貧乏神に聞く『貧乏から脱出する方法』。まず、変わるために大事なんは『友達を選ぶ』ちゅうことや。自分、見えばっかり張り合ってる友達といて、いっつも同じお金の使い方してへんと違うか? 自分、マリーちゃん知っとるよな。ほら、アントワネットちゃんや。ワシのおかげでフランス王妃になったところまではよかったんやけど。取り巻きが悪くてな、どんどんダメになってもうた」

 

金無さん「マリー・アントワネットさんは『そろそろ貧乏になるぞ』って一緒に住みたがってる貧乏神がたくさんいたんですよ。だって毎晩賭博に何万リーブルもすったりしてましたから。取り巻きたちにもカモにされて、国庫の赤字は増えるばかり、もう破綻寸前でした」

 

ガネーシャ「あと、マリーちゃんはな、ドレスを1年に170着つくったり。あれぜんぶ貴族連中との見えのはりあいやん。見え張らなアカン関係は友達やないで。“友達見直す”って大事やで」

 

金無さん「そう、彼女、内面磨きより見た目が命。こういう人は貧乏神に好かれやすいんです。今で言う美魔女なんて人たちも意外と貧乏神に好かれやすかったりするんですよ」

 

ガネーシャ「自分の友達もう一度見直してみいや。友達替えたら無駄遣いやめられるかもしれへんで。マリーちゃんも子どもが生まれてからは、改心して王妃の仕事頑張ってたんやけどな。ほんまはあのコ、ええコやったんやで」

 

ガネーシャの教えには無理難題はひとつもない。教えの意味をよく考えながら実行して、その効果を実感してみてはいかがだろうか。

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