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『人生がときめく片づけの魔法』シリーズの“こんまり”こと近藤麻理恵さんが世界的な有名人になり、断捨離など片付けブームがつづく日本で、今、新しく注目を集めるのは「持たない暮らし」を標榜するミニマリスト(最小限主義者)!モノが氾濫する現代だからこそ、そのライフスタイルは大きな話題を呼んでいる。

 

しかし、夫や子どもがいると、モノはなかなか減らせないもの。そこで本誌は、ミニマリストとして人気の主婦ブロガーのお宅を訪問した!

 

「家庭持ち最強のミニマリスト」と名高い「やまさん」(38)。ブログ「少ないものですっきり暮らす」は、常にライフスタイルブログのミニマリストカテゴリー内でランキング上位。夫と中学生の息子、小学生の娘の4人で築20年のアパートに暮らす専業主婦だ。

 

やまさん宅に伺うと、そこはまるでショールーム!出しっぱなしのモノが何ひとつなく、無印良品のインテリアを基調とした室内は、家具や壁紙の色調まで見事に統一。生活感がいっさいなく、その凛とした佇まいに、緊張感すら覚えるほど。だが、そんなやまさんも、ここまでくるには紆余曲折があったという。

 

「もともとは、玄関に木彫りの熊があるようなごく普通の団地育ち(笑)。家の中にこだわりはなかったのですが、ちょうど子どもを産んで家にいる時間が長くなったときに、インテリア上手な知人と出会い、部屋づくりに目覚めました」

 

いまでこそ極力シンプルな住まいを追求しているが、当時のやまさんは「デザイン性が高いものが大好き」。花柄など甘めのテイストに凝ってみたかと思えば、「これでは夫と息子は落ち着かないかも」と北欧ブームに乗じてみたりと、変遷をたどった。部屋づくりに試行錯誤すること数年間。

 

「そんなある日、家の中を見渡してみたら、愛用しているものは家具も洋服もシンプルなものばかり。自分は派手好きだと思っていたけれど、シンプルな暮らしが落ち着くと気がついたんです。ならば、それでいいじゃないかと」

 

それがミニマリストに目覚めたきっかけ。やまさんはブログを開設し、写真付きの記事を更新することで自宅を客観視。モノを減らしていった。

 

「そのときの基準も単純に、使うか使わないか。好きかどうかを基準にしたら、北欧や甘めの雑貨がいまでも好きな私はモノを減らすことができなかったでしょう。“好きな人”と、“一緒に暮らす人”は別という考え方で判断しました(笑)」

 

子どもたちも、モノが少なくなったことで在りかが把握できるようになり、「あれがない、これがない」とストレスをためることがなくなったそう。シンプルな暮らしによって、穏やかな時間が流れるようになったやまさん一家。

 

「ミニマリストはあくまで手段。モノが多いことは決して悪ではなく、ウチはこれが合っていたというだけです」

 

モノが少ないことが絶対の正義ではなく、大切なのは、家族にとって本当に必要なモノを見極めること。余計なモノがあふれてお困りの方は、やまさんの暮らしを参考にしてみては?

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