ジャグリング、アクロバット、バルーン、マジック……。演目は違っても、大道芸でしか味わえない極上の空気感はどれも共通。それこそが最上のエンタテインメントの源だ。

 

生のリアルなパフォーマンスは笑いや感動を呼び起こし、必ず明日のあなたの心の糧になる。暇な休日はふらっと大道芸のハシゴに出かけませんか?そこで、大道芸をめいっぱい楽しむための8カ条を紹介!

 

【1】積極的に拍手しよう!

多くの大道芸人が拍手について口うるさく要求するが、これはメイン演技の前になるべく場を熱く沸騰させようとするから。拍手をそろえることで自然と場が盛り上がり、比例して演技もよく見え、楽しさも倍増する。

 

【2】初心者こそ最前列で見るべし!

いちばんつまらないのが、いつでも帰れる“安全地帯”で受け身に見る行為。大道芸は遠くでボーっと眺めていても楽しめる完成されたショーではない。観客が能動的に参加して、一緒に作り上げていくもの。

 

【3】大道芸は後払いのエンタテインメント

勘違いしている人が多いが大道芸はタダではない。最後まで楽しんでプロのショーを見たなら、料金(投げ銭)を払うのは当然。自由に試し見できて、なおかつ後払いという良心的なシステムなので、気持ちよく会計すべし。

 

【4】投げ銭トークの個性に注目

ショーの後半に必ずあるお約束が、投げ銭に関する説明とお願い。「お気持ちは丸より四角でお願いします」とか「風に飛ばされないように折りたたんで入れてください」など、それぞれのキャラにあった独自のトークを展開する。これを聞き比べるのも通の楽しみだ。

 

【5】「お気持ち」ってぶっちゃけ、いくらが正解?

演者のパフォーマンスを観客が評価してギャラを決めるのが大道芸。とはいえ、相場は知っておきたいところ。投げ銭トークでわかるように、芸人の多くが千円以上を目標にがんばっている。なので、「普通に楽しんだら最低千円」を目安にしたい。もちろん、すごく楽しかったらそれ以上、途中から見た場合などは減額してもかまわない。

 

【6】途中退場の際に気をつけることは?

足を止めて見たものの、あんまり面白くないなぁという場合は、自由に退出できるのも大道芸のいいところ。その場合、堂々と演技の途中に抜けることをオススメしたい。演技と演技の切れ目に抜けると、周りの人にも伝染しやすく、ショー全体の空気が壊れるきっかけになりやすい。

 

【7】面白いけど、最後まで見る時間がない!

そんな場合は、あまり知られていないが、途中で投げ銭を置いて行くのが素敵なマナー。演技の途中でも勇気を出して枠の中に入り、投げ銭を演者の足元に置く、手渡す、帽子に入れるなどしたい。

 

【8】突然の中止や時間変更は日常茶飯事

きちんと公演時間が決まっている舞台と違って、開始時間はかなりアバウト。雨や強風などの天候はもちろん、観客の集まりが悪い場合や演者の都合で中止になることもしばしば。たいていの大道芸人がHPやSNSなどで発信しているので、お目当ての人を見に行く場合などはチェックしたほうがいい。

 

テレビやネットでは味わえない、本物のエンタテインメントがあなたの人生に潤いを与えるはず。天気のいい日は、ぜひ大道芸クルージングを!

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