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先祖供養

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【ウスリの心が大切】

 

祖先信仰の強い沖縄は12代前の先祖までさかのぼれるというほど、先祖を奉る習慣が生活に深く根付いています。各家庭でも月に一度は儀式が行われますし、季節ごとに豊作や大漁を願い祈願します。

 

祖先への感謝や尊敬の心は、遡れば、生命を誕生させた自然への感謝にもつながります。

 

そんな自然に対する感謝と、自然を畏れ多いものと敬う心を、沖縄では『ウスリ』と呼び大切にしています。

 

私たちは、先祖のご加護があり生かされているのです。

 

それを感謝し、お盆やお彼岸のお祀りをしっかりすれば、先祖も喜ばれますし、先祖の徳をいただけます。

 

けれども度を超えて、自分の生活や財産を投げうってまでの先祖供養は、逆に先祖は悲しまれることでしょう。

 

先祖に手を合わせることは、自分のDNAに誇りをもち、まっすぐに生きようと実感することです。同時に祈りは、自然の一部である自分自身の内なる神を拝むことでもあるのです」

 

 

 

――>次週⑤に続く!

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