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スマホでSNS、レシピ動画、ネット検索……。ついついいろんなことに使っていると、急にページを読み込むのが遅くなったり、動画が何度も途切れたり……、イライラした経験はありませんか?

 

「それは、ネット閲覧のデータ量が、キャリアが定めた上限を超えてしまっているからです。そんなとき、自宅Wi-Fi(ワイファイ)があると、解決する場合が多いんですよ」

 

そう教えてくれたのは、オールアバウトのガイドを務めるネットワーク専門家の岡田庄司さん。最近なにかとよく聞く「Wi-Fi」――。「無料Wi-Fi使えます!」という言葉を、カフェなどで見かけることも多くなったはずだ。

 

「多くの家庭では、パソコンを使ってインターネットをするためにケーブルで回線をつないでいるはず。Wi-Fiとは、その固定のインターネット回線から、機器を通じて無線でデータ通信をするためのものです。たとえばスマホでインターネットを使う場合、スマホの回線のみだとデータ通信量の制限がありますが、Wi-Fiを使って通信すれば、キャリアの上限を気にせず通信することができるんですよ」(岡田さん・以下同)

 

「無料Wi-Fi」が使えるカフェであれば、そのIDとパスワードを入力すると、料金やデータ量を気にせずサクサクとネット通信を楽しめるというわけだ。

 

「キャリアの回線を使ったネット通信は、時間帯によって遅く感じたりします。ですが、Wi-Fiを使えばいつでも安定して使えることが多い。家族みんなで同時接続でも大丈夫。電波の届く範囲なら、家中どこにいてもインターネットが楽しめます。タブレットやゲーム機器などにもつなげられるので、通信費の節約にも。快適にインターネットを使うには、いまやWi-Fiは欠かせません」

 

「OCN」や「光」など、自宅に固定のインターネット回線を引いている多くの人は、回線工事をした際、Wi-Fi機器をレンタルしたものを使っていることが多いはず。

 

「もちろんWi-Fi機器は自分でも設置できます。複数のメーカーから多数の製品が発売されており、最新の製品では、子どものネット接続時間を制限できる機能『こども安心ネットタイマー』が用意されている機器もあります。最近は機器についているボタン1つで接続できるので、初心者でも簡単につなげられます。ただし、床暖房に使われるパネルや鉄筋コンクリートなどは電波を遮断してしまうため、注意が必要。自宅の1階にWi-Fiを設置していると、2階では使えないということになりかねない」

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