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「この売り場からは以前にロト6の1等が2回出ているので、数字選択式くじに強いとは思っていたのですが、まさかです」

 

破顔一笑、こう話すのは「イオンモール高知チャンスセンター」の関口晴之店長。ここから第310回ロト7(3月29日抽せん)で1等9億3,358万円が3口、総額28億円が出た。

 

さっそく現地に急行すると、売り場は大当たりを聞きつけて「われも」と買いに来たロトファンや地元テレビの撮影などでお祭り騒ぎ。そのなかに、いまから16年前にロト6で1等1億4,000万円を当てた男性の姿を発見。話を聞くと、「すごいねえ。おそらく1人で28億円でしょ。いっぺんに同じ数字を3口買うなんて、よっぽどの勝負師だよ」。

 

ロト7は01から37までの数字から7つを選んで購入(1口300円)。7つ全部が当せん数字と一致すると、キャリーオーバーを含め、最大10億円が当たる。今回はキャリーオーバーが22億円以上積み上がっていたため、1等の賞金総額が28億円超え。もし1人が1口購入で当せんしていたら、賞金は10億円止まり。ところが、この売り場で当せん数字を3口購入していたため、9億3,000万円超×3=28億円の爆当たり。いったいどんな人が当てたのか? 当せん者に関して、関口店長の口は重い。

 

「1人なのかどうかも含め、本当に、何もわかりません」

 

ただ、今回の3口同時当せんに大きくかかわったと思われるのが、本誌3月12日号の「ロト7、30億円独り占め」という記事だ。今年2月以降、ロト7のキャリーオーバーが30億円超になっていたことから、1人で3口同じ数字を買って30億円を独り占めする方法を指南したものだった。

 

「たしかに、この記事が出たころから、売り場で同じ数字を3口購入する人が増えた気がします。そのなかに当せん者がいるのかもしれません」(関口店長)

 

しかも、この売り場の常連さんは3口購入の仕方に特徴がある。

 

「普通はマークシートの各口数の3のところをマークして購入するのが一般的です。ところが、最近、マークシートは1口をマークして、そのシートを売り場の機械に3回通して3口買っていく人が増えているんです」

 

前者は7つの数字の後ろに3口と印字された1枚のくじ券になるのに対し、後者は7つの同じ数字が印字されたくじ券が3枚手渡されることになる。

 

「後者のほうが3口買ったことがはっきり目で確認でき、念が入りやすいというお客さんが多いようです」

 

まさに念ずれば花開くか。専門誌『ロト・ナンバーズ超的中法』の石川修編集長は、今回の当せん者をこう推測する。

 

「これだけ売り場で3口買いの人がいたという話を聞けば、28億円は1人が当てたと考えて間違いないでしょう。売り場がイオンモールという女性客が多い場所。『女性自身』の記事を参考にしたかもしれないことと併せ、主婦の可能性が高いのではと思います」

 

なんと、『女性自身』読者の主婦から、28億円長者が出た可能性があるというのだ。あなたも30億円当たったら何に使うか、夢見ながら挑戦してみては?

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