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「『そんなにツイてないなんて、やっぱり“厄年”だからじゃない?』、『夫が42歳の“本厄”だから、お祓いに行ってもらわないと……。』私たちは昔から“厄”という言葉に負のイメージを持ち、厄は払うべきものである、ということを知っています。でも、厄年だからその人に災難がふりかかるわけではありません。じつは、毎日知らないうちに、私たちは誰でも、厄をため込んでしまっているのです」

 

そう語るのは『厄を味方につける本』(光文社)の著者で、風水心理カウンセラーの谷口令さん。これまで3万人以上を開運に導いてきた風水気学の大家で、神官の資格も持っている。谷口さんはまず、「厄とは何か」を教えてくれた。

 

「人間の“気”は、ふつうに生活しているだけ、息を吸って吐くだけで、ほこりを溜めていきます。気にほこりがたくさん溜まると、徐々に運気が下がってしまう。この状態を厄と考えています。“厄払い”という考え方と、それにもとづく儀式は平安時代が起源といわれており、現代でも厄年になると多くの人がお祓いのために神社を訪れます。しかし、厄年にだけ神社へ足を運んだからといって、キレイさっぱり厄が体から落ちるということはなかなか考えにくいですね」

 

谷口さんは「あくまで日ごろから地元の氏神さまへお参りするのが、厄払いの基本」と語る。

 

「ただ、毎日お参りに行けない人も多いと思います。そこで、『立春』や『春分』など、一年を季節の移り変わりで区切った『二十四節気』の日を選んでお参りに行きましょう。次の季節へと移るために、より強いエネルギーが宿る『二十四節気』にお参りすれば、あなたを厄から守るために、神さまはより強い“バリア”を張ってくれます」

 

二十四節気の中でも、さらに“強力な気”を持つのは『二至・二分・四立』と呼ばれる日だ。

 

「日の出から日没までの時間が、いちばん長い夏至(6月21日)と、いちばん短い冬至(12月21日)を二至といいます」

 

二分は、昼と夜の長さが等しくなる春分(3月20日)と秋分(9月22日)。

 

「四立は、立春(2月4日)、立夏(5月5日)、立秋(8月7日)、立冬(11月7日)と季節の始まりの日。とくに今年は、秋に強い気が流れます。立秋と秋分は、最高の“お参りデー”です!」

 

’20年の厄払いのポイントは、「自分が楽しむこと」と谷口さん。

 

「笑う門には福来る。笑顔が絶えない人のもとに厄はつかず、仲間と仕事とお金が集まってきます」

 

まだまだ新しい年が始まったばかり。氏神さまへお参りに向かう「二十四節気」を心に留めつつ、これから1年、笑顔を絶やさないよう心がけよう。

 

【INFORMATION】

谷口令先生『厄を味方につける本』出版記念「厄除けセミナー」2020年1月29日(水)光文社にて開催決定! 開始時間、応募方法などの詳細は、光文社の書籍総合サイト『本がすき。』にて追って告知いたします。

 

「女性自身」2020年1月21日号 掲載

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