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《2月最終週の日経平均株価は1週間で2,000円以上の下落》

《2月28日のニューヨーク株式市場は’08年のリーマン・ショック以来の下げ幅を記録》

 

新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念から、連日のように報じられる世界各地の株式市場の不安定な動き。「家計に影響があるのでは?」と危惧する人も多いだろう。家に籠らざるをえない日々、不安は募るばかりだが。

 

「今こそ、自宅にいながらにして、お金を増やすチャンスなんです」

 

そう話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。お金に関する著書が120冊、累計330万部にも上る、いわば“お金の専門家”によるとーー。

 

「投資の世界では株価が下がったときこそ、いい商品が安く買えるバーゲン時期“なのです。たとえて言えば、ふだん100円の大根が、70円で買える状態。700円で7本しか買えなかった大根が、今は10本も買えるわけです。大根はそんなにあっても使いきれませんが、投資商品は腐りませんからね(笑)。そして、これから大根が1本10円値上がりすれば、10本で100円の”利益“が、持っているだけで得られることになるのです」

 

でも、今回の新型コロナウイルス騒動は、まだこの先どうなるか不透明。株価もこのまま永遠に下がり続けてしまうのでは?

 

「いわゆるリーマン・ショックやITバブルの崩壊、古くは世界大恐慌のときにも株式市場は暴落しましたが、短くて3年、長くても10年ほどたてば、市場は回復し、暴落時の影響を吸収したうえで、右肩上がりの成長をしています。私がおすすめしている『インデックス・ファンド』という投資信託の商品は、市場と同じような値動きをします。今回のように株価が下落すれば一時的に値下がりしますが、長期的に見れば、こちらも市場同様、値上がりしていく可能性が高いと言えます」

 

つまり、長く持ち続けることで、着実に利益を生み出してくれる商品ということ。

 

「『インデックス・ファンド』の中でも、私がイチ押しするのは『楽天・全世界インデックス・ファンド』」です。“世界最強の商品”ともいわれ、これ1つで世界49カ国8,400銘柄に分散投資ができます。しかも年6%程度と利回りもいい。開始当初はこの商品にのみ月3,000円積み立てれば問題ないでしょう」

 

大手銀行の積立定期預金の金利はほぼ年0.01%だから、その600倍の利回りということになる。銀行に預けてもお金はほとんど増えない昨今、積立投資の大きなメリットがここにある。

 

「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載

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