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《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》

 

11月13日に、強いご意志がみなぎる文章で“結婚宣言”をされた眞子さまと、米国留学中の小室圭さん。ご結婚に関する行事が延期となったのは、小室さんの母親の金銭トラブルが大きな要因とされている。秋篠宮ご夫妻、とくに紀子さまは、ご結婚に関して強く反対されているとも。そんなお2人の「これから」を心配している国民は少なくないーー。

 

じつは恋愛や結婚をめぐるトラブルは、さまざまな母娘間で増えているという。

 

年間200件の相談を受けている家族問題カウンセラーの山脇由貴子さんが、その背景を語る。

 

「少子化の影響もあり、一人娘に愛情を注ぐがゆえ、友達のように仲がいい母娘が増えています。母親に対して娘があまり反発せず、思春期を過ぎても共依存のような関係が続いている、という家庭が多く見られるのです」

 

ところが、娘が成人になって恋人ができたとき、その関係が崩れてしまうケースが多いのだとか。

 

「娘の交際相手が母親の“お眼鏡”にかなっていない場合や、交際相手に“一難”ある場合に起こりやすいですね。そんな交際相手に夢中になってしまい、母親から離れてしまうと、母親はなんとかこちらに振り向かせようと、交際や結婚に反対する。そんな母親のちょっとした言動がきっかけで、母娘の絆が修復不可能になってしまうことも珍しくないのです」

 

そこで、恋に“暴走”する娘のトリセツを山脇さんに解説してもらった。

 

■周囲の協力を求める

 

「別れなさい!」と直接言うよりは、娘の友人などを頼ってみるという手も。

 

「DVをはたらく男性と交際している娘が、母親とは口論になってしまったが、複数の友人からの説得によって目が覚めたというケースはよくあること。SNSなどで娘の親友と連絡が取れるという人もいるでしょうから、母親としての不安を間接的に伝えてもらってみては」

 

■交際ルールを決めておく

 

一度交際相手を母親に否定されてしまうと、娘は相手について嘘をついたり、交際自体を隠そうとしてしまうという。それが増えると、母娘の溝は広がるばかりだ。

 

「お互いがわかりあえる関係を維持するためにも、いったんは交際を受け入れることがベスト。そのうえで、『避妊はちゃんとしようね』『せめて外泊するときは教えてね』など、交際中のルールだけは決めておくことです」

 

■娘に「味方である」と伝える

 

とはいえ、恋に“暴走する”娘が、ルールを破ってしまうことはよくありそう……。

 

「たとえ破ったとしても、『またあんな男のところに!』と叱らないこと。『あなたが心配だから』と言ってあげましょう。“私はあなたの味方です”という態度を見せておかないと、いざ娘が交際で“失敗”してしまったときに、母親を頼りたくても頼れない状況に陥ってしまいます」

 

不用意なひとことで母娘の絆を壊さないよう、これらを頭に入れておこう。

 

「女性自身」2020年12月15日号 掲載

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