発明主婦が語る「億稼ぐ5ステップ」面倒ごとはノートに!
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いつの時代になってもやっぱり家事は面倒。「こんなものがあったら楽なのにな」と考えたことはありませんか? そのアイデア、商品化してしまえば大金も夢じゃないーー!

 

「50億円以上稼いだ主婦発明家をテレビで見ていたとき、“私も自分で考えた掃除グッズを商品化すれば儲かるかも”と、そのアイデアを会社に売り込みました。そして商品化されたのが、掃除機ノズルに取り付ける『おそうじペン先すーぴぃ』。1,000円前後で販売し14万個売れたので、総売り上げは1億円です」

 

そう語るのは、数々の発明品を生み出しているカリスマ主婦発明家の松本奈緒美さん(53)。「自身のアイデアを商品化したい」という個人や企業からの相談に応える株式会社発明ラボックスの代表取締役も務めている。

 

「発明品第1号であるペン先すーぴぃは、『掃除機をかけながら、拭き掃除ができたら楽なのになぁ』という考えから生まれました。はじめは、家にあったお菓子の空き箱などを利用して作ったのを覚えています」

 

日常での“面倒ごと”に向き合い続けているからこそ、発明家に向いていると松本さん。“面倒くさい”家事のなかに、億を生むヒントが隠されているのだ。では、アイデアを商品化し、大金を稼ぐためにはどうすればよいのか。松本さんに解説してもらった。

 

【ステップ1】解消したい“不便”をノートに書き留める

「いま面倒に思っていたり、苦手だったりする家事、子育てのなかにヒントが隠れています。おすすめは、アイデアノートを書くこと。不便に感じたことをいちいち書き出して、どんな商品があれば楽なのか考えてみましょう」(松本さん・以下同)

 

【ステップ2】家にあるもので試作してみる

「ひらめいたことがあれば、試作品を作りましょう。私の場合、ペン先すーぴぃはお菓子の空き箱で作ることから始めました。自分で試作できないものは、アイデア商品としてNG。なぜなら“家にある素材で、素人が作れるような簡単な形”のほうが商品化されるのが早いからです。試作品は実際に使ってみて、満足いくまで修正しましょう」

 

【ステップ3】特許を出願する

特許を取るには『権利出願書類』が必要。特許庁に願書を提出し、認められたら権利(特許権)が取得できる。権利の有効期間は20年。

 

「出願料は1万4,000円程度、過去に出された出願書類を参考にして書くとよいかもしれません。似たようなアイデアを誰かが思いついていたとしても、出願が受理された日付で優先権を主張することができますので、アイデアが固まったら早めに提出してしまいましょう」

 

【ステップ4】市場調査をしてから企業に売り込む

「まずは似たような商品がないか、いくつか大手ショッピングモールを巡ってみてください。この商品棚で売れるだろうと目星をつけ、そこに置いてある商品をいくつか購入し、そのメーカーに特許を出願している旨も踏まえて提案書を送ります。3社を目安に売り込むといいでしょう」

 

【ステップ5】メーカーと契約書を交わす

「自分のアイデアに目を留めてくれた企業とは『ライセンス契約書』を交わすことになるのですが、このやり取りが“いくら稼げるか”を決める最も大事な作業です。卸売価格の3%がロイヤリティとして自分の懐ろに入るのが相場ですが、ここは交渉次第。私の場合は6%の商品もあります。ひとつの商品あたりの収入は、契約金(15万〜30万円)+卸売価格×売れた個数×3〜6%が目安になります」

 

松本さんのもとには、「どうすればこのアイデアを商品にできるか」という相談が毎日寄せられている。なかには「これはお金にならない!」というアイデアも数多く見られるという。

 

【NGアイデア1】100円ショップに売り込むことを目指している

「発明商品は“5万個売れたら上出来”といわれる世界。相場の3%でロイヤリティを結んでも、1つ100円では、儲けは15万円にしかなりません。『100円ショップでなら売れる』という発想ではダメなんです」

 

【NGアイデア2】商品の構造がわかりづらい

「特殊な素材を使っていたりするものは、製造や販売が大変だからとメーカー側から敬遠されがち。また、ネット販売が主流の近年は、送料も企業の利益に関わります。サイズが大きく、送料の高くなる商品は儲からないと判断されてしまいます」

 

【NGアイデア3】実体験からではなく、頭の中だけで考えている

「発明はあくまで実体験から生まれたことが大切。“今までこのようなモノがなかったので、売れると思う”と頭の中だけで考えたアイデアは、突き詰めると実用性に欠けることがあります。

 

「女性自身」2021年2月16日号 掲載

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