「女性自身で『バレンタインジャンボはそのエリアのお城から見て恵方(南南東)の売り場が大吉』という記事を見たのですが、うちの売り場は有名な二条城から南南東なんです。これは縁起よしと、節分に恵方巻を食べました。すると1等3億円! 大当たりでした」
そう興奮気味に話すのは京都府「京都駅ビルチャンスセンター」の佐々木勉店長。売り場には、地元の壇王法林寺の黒い招き猫が置かれている。
「これを置いてすぐにグリーンジャンボで1等5億円が出たまさに招福猫。今回の3億円は恵方と招き猫のダブル効果のおかげだと思っています」(佐々木店長)
3月12日に抽せんが行われた今回のバレンタインジャンボの1等当せん売り場は次のとおり。
■全国「バレンタインジャンボ宝くじ」1等当せん売り場
【青森県】新七戸イオンチャンスセンター(上北郡七戸町荒熊内67-990)
【千葉県】みずほ銀行本八幡支店(市川市八幡2-5-3)
【東京都】みずほ銀行北沢支店(世田谷区北沢2-25-20)
【神奈川県】みずほ銀行上大岡支店(横浜市港南区上大岡西1-6-1)
【京都府】京都駅ビルチャンスセンター(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901)
【大阪府】ドリームスクウェア天満橋(大阪市中央区天満橋京町1-1)
【福岡県】西鉄福岡駅構内宝くじ売場(福岡市中央区天神2-11-3)
【大分県】三重町チャンスセンター(豊後大野市三重町赤嶺992)
【インターネット】宝くじ公式サイト(2本)
さっそく1等当せん売り場の横顔を北から紹介していこう。
町の名前に「七」が入っていることから「ラッキーセブンの町」として売り出し中の青森県七戸町「新七戸イオンチャンスセンター」では当せん金支払い開始日の翌日に1等の前賞5,000万円の当せん者が売り場に。
「販売員が『この売り場から1等が出たんですよ』と世間話をしながら、その人が未開封で持参したくじを調べたら、大当たり。お客さんは一瞬固まり、青ざめて帰っていかれました」(神山亮店長)
大阪府「ドリームスクウェア天満橋」では、販売員におめでたいことが続いていたとか。
「昨年春から、販売員に立て続けに2人、お孫さんができて。売り場にもいいことがあるかなと話していたら、昨年11月にミニロト1等1,587万円。そして今回、とうとうジャンボ1等。慶事は続くというのは本当ですね」(販売担当・加藤毅さん)
福岡県「西鉄福岡駅構内宝くじ売場」は、駅前の歩道に宝くじを売るパラソルが3つ並んでいることで、町の風物詩となっている。今回はその真ん中のパラソルの売り場から1等が出た。「戦後すぐからやっていて、私で3代目」という店主の宮原隆さんはこう話す。
「じつはこれまで店頭でスクラッチを買って当てた人の最高は5枚買って100万円でした。それが先日、若い男のコが3枚買って100万円を当て、記録更新したばかり。これは運気が上がっているなと期待していたら3億円でした(笑)」
大分県「三重町チャンスセンター」のある豊後大野市には一夜にして長者になったという夫婦の伝説が伝わっているという。
「売り場の近くにその伝説で黄金が湧き出したという金亀ヶ渕があり、販売員はその御利益にあやかろうと何度もお参りに。その努力が報われました」(吉田晃憲店長)
どの売り場も運気絶好調が招いた3億円。つぎのドリーム5億円も期待できそうだ。
「女性自身」2021年4月20日号 掲載