「いまは新型コロナで、遠方の神社に行きたくても自粛せざるをえない事態。私の動画や本を見て、リモート参拝した人たちから『金運を授かりました』という声が多数寄せられています。これは真に神様がこの事態を配慮してくださっていることと察します」
こう話すのは人気ユーチューバーのパワースポット一人旅さん。日本全国を巡り、独自の感性でパワーを実感した神社を撮影。視聴者も参拝を体感できる動画としてYouTubeにアップ。動画を見るだけで遠隔（リモート）参拝ができ、御利益を拝受できると話題になり、いまやチャンネル登録者数25万人を突破。動画の再生回数4,000万回という超人気ぶりだ。
「もともと私がYouTubeを始めたのは、事業がうまくいかず、収入もなく、借金だけが残るどん底のときでした」
パワースポット一人旅さんの運命が変わったのは、2年前、和歌山県「熊野那智大社」の撮影に訪れたときだった。
「まだ動画をアップし始めたばかりで、2本目の撮影のときでした。大社に向かう途中で、降っていた雨が上がり、晴天になった空を撮影していたら、ひとつの雲がまるで龍のように一筋、天上に向かって伸びていく瞬間をカメラに収めることができたんです。不思議な雲だなと思いながら、大社を参拝後に、別宮飛瀧神社で落差133メートルの那智御滝を詣でると、雷に打たれたような衝撃を受けました。滝は龍が天上に駆け昇る姿に見えるといわれるので、これは神様のおぼしめしだと直感したのを覚えています」
この動画をアップすると、なんと再生回数が100万回を超え、いちやく人気ユーチューバーの仲間入り。その後も香川県「高屋神社本宮“天空の鳥居”」の動画が237万回再生を記録するなど、龍神に後押しされるように、爆発的な人気がいまも続いている。
「その後も、やはり龍神を祭る奈良県・丹生川上神社上社を撮影して帰るときに、最初の著書『遠隔参拝』のオファーを出版社からいただくなど、龍神の金運アップパワーは身をもって感じています」
そんなパワースポット一人旅さんが、龍神と並んで財運上昇パワーを感じるのが、ご神木など、自然物のご神体だ。
「弘法大師の秘法により天から七曜の星（北斗七星）が降り、そのひとつがご神体の“織女石”となったと伝わる大阪府・星田妙見宮の撮影を済ませたその日に、ある企業から仕事の依頼が入り、その御利益に驚いたことがありました」
