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「小松菜が安い!」と喜んで買ってきたら、冷蔵庫にしなびた小松菜があった。「さあ、調理」と思ったら醤油がない! 大慌てで醤油だけを買いに行ったはずなのに、ついつい余計なものを買ってしまい、お会計はなぜか2,000円超……。

 

こうした「買い物の失敗」を経験したことがない、という人はいないだろう。食材の買い出しは日常的な家事だが、実は失敗がつきもの。何度反省しても失敗を繰り返してしまう根深い問題でもある。

 

しかもコロナ禍で「スーパーの滞在は短時間に」や「まとめ買いで買い物の回数を減らせ」など、行政からの指導まで入る昨今。不慣れなまとめ買いで、ヘトヘトになっている人も多いのでは。

 

「以前は1日おきの買い物で、食費が外食も含め月7万円台。これではいけないとまとめ買いに変えたら月2万円台に減りました。買い物ルールの見直しで、月5万円も節約できたのです」

 

そう語るのは暮らしの中の節約術などを発信するインスタグラマーのゆきこさん。まとめ買いはお金だけでなく、時間も節約できて失敗がないという。

 

たしかにまとめ買いは、「ついで買い」や「食品ロス」を防ぐのに有効だが、たくさん買い込んだ食材を冷蔵庫にしまうのはひと苦労なのでは?

 

「買ってきたものは冷蔵庫に入れる前に、すぐに作り置きの調理や、下味冷凍をやってしまいます。いったん座ってしまうと、根が生えて動けなくなりますから。仕事のある平日は、週の前半が作り置きを中心に、後半は下味冷凍したものを朝に冷蔵室に移動しておき、帰ったらそのまま焼く、炒める、揚げるなどして食べます。メニューをイチから考えなくていいのがうれしいところです」

 

平日に楽をするためには、休日の下ごしらえが頑張りどころだ。だが、こうした作り置きや下味冷凍などの処理をした食材は、毎週使い切っているのだろうか?

 

「肉や魚を多めに買ったときは、違う味付けをして冷凍しています。また、野菜が残ったときは適当な大きさに切って冷凍しておき、お味噌汁などに使います。冷凍すれば1 カ月は日持ちしますから、傷まないうちに早く食べなきゃ、と焦る必要がないのも安心です」

 

いまでこそ買い物の達人となったゆきこさんだが、慣れるまではさまざまな努力をしたという。

 

「まとめ買いに慣れるまでは、買ってきたものを全部並べて撮影していました。次の買い出し前に見直してみると、何が買いすぎだったかが一目瞭然。そうして少しずつわが家の適正量を把握していきました」

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