初診料、お薬手帳…負担増に備える「医療費を節約するワザ」
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■「お薬手帳」持参で1回あたり約40円お得!

 

【ワザ5】「お薬手帳」は必ず持参する

 

「薬局で薬を調剤してもらう際には、『薬剤服用歴管理指導料』がかかるのですが、お薬手帳を持参するとこの料金が安くなります。原則、3カ月以内に同じ薬局に再度処方せんを持参した場合、お薬手帳ありだと430円、なしだと570円かかるので、3割負担の場合、約40円安くなります」

 

【ワザ6】“薬の一包化”をやめる

 

「一包化」とは、薬の種類や数を間違えないために、複数の薬を1回分ずつまとめて袋に分けて入れるサービスのこと。

 

「1〜42日分までは7日分ごとに340円(3割負担の場合、100円)ずつ加算され、43日分以上は一律2,400円(同720円)となります。薬の飲み忘れや飲み誤りを防ぐための便利なサービスですが、自分で薬の種類や数を管理できる人は、一包化を断ることで薬代を安く抑えることができます」

 

【ワザ7】複数の処方せんは1つの薬局に集約

 

’20年度の調剤報酬改定で、同一患者から異なる医療機関の処方せんを1つの薬局が複数受け付けた場合、2枚目以降の調剤基本料を減額するという規定が新設された。

 

「たとえば、A病院とB病院の処方せんを1つの薬局に持っていった場合、これまでは調剤基本料(160〜420円)×2の算定でしたが、改定によって2枚目のB病院の調剤基本料は20%オフとなり、3割負担で10〜30円安くなります」

 

一つひとつはわずかでも、長期的に見ると大きな金額に。さらなる医療費負担増が訪れたときに慌てないよう、いまから実践しよう。

 

(注)3割負担の場合の金額は1の位を四捨五入して算出。

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