「入浴は17時までに」「野菜は電子レンジで下茹でを」冬の“賢い節ガス”7か条
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■キッチンの節ガス

 

【4】下ゆでは「レンジアップ」で

 

「調理の下ごしらえでは、電子レンジを使いましょう」と三木さん。

 

経済産業省・資源エネルギー庁の調査では、じゃがいもや里芋など根菜の下ごしらえにガスコンロを使用した場合(9.48立方メートル)は年間約1540円のガス代がかかるが、電子レンジ使用の場合(22.01キロワット時)は年間約590円と、年間約950円もの節約になるという。

 

「シリコンスチーマーを器にして、野菜を入れ、軽くかける程度に水をまぶしてレンジアップ(=ガスゼロ)しましょう。さらにアイラップを使用することで、洗い物を減らすことも」

 

【5】炊飯器でおでんもゆで卵も作る

 

炊飯器も、工夫次第で節ガスになると三木さん。

 

「ゆで卵3つなら、お米を炊くときにといだお米の上に1個ずつアルミホイルにくるんだ生卵を置き、ふつうに『炊飯』ボタンでOK。固ゆで卵の状態に仕上がります。同じ要領で、じゃがいもなどの根菜も、ホイルして炊飯器で炊飯と同時にできます。また、鍋だと長く煮込む必要があるおでんも、炊飯器でおいしくできますよ」

 

ほかにも、圧力鍋を導入すれば「大幅に時短でき、節ガスになる」という。

 

「カレーなどは30~40分煮込まなければという場面で、わずか10分程度で調理でき、4分の1の時間で済んでしまうんです」

 

また、落とし蓋を使っての余熱調理も効果的だそう。

 

「いわゆる“味しみ”状態にするには、煮込んで長く『熱する』より、火を止めて『寝かせておく』ことが重要です。煮びたしもレンジアップで熱して、冷ましてから冷蔵庫に入れれば、味がしみます。冷製煮びたしの完成です」

 

【6】とにかく野菜は細かく切る

 

一方、食材の工夫に重きを置くのは柏木さん。

 

「煮物、炒め物の野菜は、細かく切ることで、火の通りが早くなります。また、大根は加熱しなくとも、大根おろしにして食べるなど、食べ方の工夫で節ガスできます」

 

さらに、フライパンを洗った後の水滴は、すぐキッチンペーパーなどで拭き取れば、「火にかけて水滴を蒸発させる時間を節ガスできる」という。

 

■ガスストーブの節ガス

 

【7】ジョイントマットで窓の下部をふさぐ

 

ガスストーブの使用を抑えるには、以下の方法があるとお2人。

 

「ジョイントマットで窓の下部をふさぐと、断熱でガスストーブの使用を抑えられます」(柏木さん)

 

「食卓でIH卓上コンロなどを使って鍋をすれば、部屋全体が温まりストーブいらず」(三木さん)

 

これらの“節ガス”法を試して、この冬、体もお財布も温かく!

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