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(写真・神奈川新聞社)

横浜・みなとみらい21(MM21)地区と関内を結ぶ北仲通北地区(横浜市中区)の再開発計画で、中核となる高さ約200メートルの超高層ビルの完成が2020年1月を見込んでいることが分かった。建築資材の高騰などで再三延期されてきたが、事業者が着工を決めた。同地区内には高さ約128メートルの大型タワーホテルも19年度中に建てられるほか、隣接地区では市が約150メートルの新市庁舎の建設を計画しており、予定通り進めば、超高層ビル3棟が東京五輪開催前にそろって姿を現すことになる。

北仲通北地区(約7・8ヘクタール)の中央に位置する街区(約1・3ヘクタール)で、地上58階、地下1階の共同住宅を中心とした複合ビルを建設する計画。総床面積は約16万8千平方メートル。三井不動産レジデンシャル、丸紅、森ビルの3者が共同事業者。関係者によると、本体工事の設計施工は鹿島が担う。

着工予定日は10月1日。当初は08年12月に着工する予定だったが、リーマン・ショックの影響で計画が凍結された。その後も東日本大震災に伴う公共投資の増加や、東京五輪開催決定後の建築資材・人件費の高騰を理由に着工を再三延期していた。建築資材市場が昨年後半から落ち着いてきたため着工を決めた。

超高層ビルは約1200戸の分譲マンションになるほか、高層部の46~51階は約200客室のホテルや展望フロアに充てる予定。低層部は商業施設などが入居する。当初計画していたオフィス誘致は断念した。

本格着工を控え、市の歴史的建造物に認定されている旧帝蚕倉庫(旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用倉庫)は3月1日から解体工事が始まる。低層部に外壁れんがなどを復元した施設を建て、文化施設として活用する。

三井不動産広報部は「正式発表前なのでお話しできない」としている。

同地区の他の街区には、日本セレモニー(山口県下関市)が結婚式場兼レストラン「ノートルダム横浜みなとみらい」(総床面積約1万平方メートル、地上6階)を建設中で今夏にオープンする見通し。「APAホテル」などを運営するアパグループ(東京都港区)は、2400客室で国内最大級を誇る大型タワーホテルの建設計画を発表、19年度中の完成を目指している。他にも別の事業者が複数の開発を検討している。