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(写真・神奈川新聞社)

記念艦「三笠」(横須賀市稲岡町)の2015年度の来艦者数が、51年ぶりに25万人に到達した。近代史に興味を持つ若者が増えるなど、客層が広がっていることが影響しているとみられる。

15年度の25万人目として28日に訪れた埼玉県小川町の中学3年生、伊藤拓登さん(15)と塚越俊平さん(15)には、同艦を管理する三笠保存会の荒川堯一理事長から記念品が贈られた。

伊藤さんは「小学生の時に(旧海軍の)ゼロ戦に興味を持ち、三笠を見てみたいと思った」と話した。

本年度は日本海海戦110周年記念や自衛隊観艦式などが開かれたことで観客が増加。近年では、NHKドラマ「坂の上の雲」で東郷平八郎大将率いる三笠がクローズアップされ、インターネットの人気ゲーム「艦隊これくしょん」の影響で客層も広がっている。

三笠保存会の中塚久雄さんは、竹島や尖閣諸島など領土問題も背景にあるとみており、「隣国との問題も明治以降の外交関係で起こって今がある。そういう面から近代史に興味を持ちだした人もいるのでは」と推測していた。