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(写真・神奈川新聞社)

JR東日本は今夏、小田原駅から伊豆方面へ向かうリゾート快速列車「IZU CRAILE(伊豆クレイル)」の運行を開始する。海山の自然豊かな景色を堪能できる座席配置が特徴で、地元食材を生かした飲食メニューを車内で提供。女性をメインターゲットに据え、乗って楽しむ旅を提案する。

伊豆クレイルは7月16日から9月までの土休日を中心に、小田原-伊豆急下田間で1日1往復運行。常磐線特急「スーパーひたち」で使われていた651系電車を全面刷新し、4両編成に98席が用意される。

海側に向いたカウンター席やグループ向け個室などを設け、ゆったりとした空間を演出。ラウンジや物販カウンターだけの車両も備える。昼食やティータイムメニューの監修には東京・目黒のフレンチレストランでオーナーシェフを務める秋元さくらさんを起用した。

片道2時間以上かけて走り、根府川付近や東伊豆海岸線のビューポイントでは徐行や駅間での停車も行う。「速達性を重視した従来の特急列車とは違った、クールでエレガントなリゾート列車の旅を提案したい」とJR東日本横浜支社。

飲食サービスが付く旅行商品として発売されるほか、一般発売の乗車券と指定券でも利用できる。車内サービスの詳細や10月以降の運転日は決まり次第発表する予定。

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