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(写真・神奈川新聞社)

高齢者が病気や障害を克服して実現させたい夢などを語るスピーチイベントが8日、横須賀市本町のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで開かれた。約300人の聴衆を前に、60~90代の男女7人が前向きに生きる姿を披露した。

「夢の発表会~幾つになっても我ら青春~」と題したイベントでは、脳梗塞で左手がまひしている男性が「70年来の趣味のカメラをもう一度生きがいにしたい」、20年前に心臓のバイパス手術を受けた男性は「40年前の三浦半島の自然環境を再現する映画を作りたい」などと夢を語った。また、関節炎で両膝を手術した女性は「民謡の稽古を続けて、悩みを抱える人たちを和ませる歌声を届けたい」と意気込んだ。

聴衆の投票で最優秀賞に選ばれたのは、最高齢99歳の松村吉子さん=鎌倉市。終戦間際の1945年夏、静岡県沼津市の自宅を空襲で焼かれたつらい体験を振り返り、「戦争は人災。互いにエゴを戒め、一人一人が平和を願うことで世の中は明るくなる」と呼び掛けた。

社団法人「スマイルメーカー」(横須賀市佐原)の主催で、三浦半島周辺の通所施設などに声を掛けて募集している。3回目のことしは15人の応募があった。