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(写真・神奈川新聞社)

梅雨の時季を彩る花として多くの人に親しまれているアジサイ。相模原市では「市の花」として相模原麻溝公園(同市南区麻溝台)や相模原北公園(同市緑区下九沢)などが名所として知られ、シーズン中、多くの人が赤や青などの花々を楽しむ。ところが、アジサイの花を緑色の葉のように変える伝染病があることから、市まち・みどり公社が注意を呼び掛けている。

この病気は「アジサイ葉化病」と呼ばれ、ヨコバイなどの昆虫が媒介するファイトプラズマという微生物によって引き起こされる。剪定(せんてい)などで使うはさみを通して感染することもある。

この病気にかかったアジサイは、花を構成する萼(がく)が緑色に変色して葉っぱのように厚くなり、症状が現れて数年後には株が衰弱して枯れてしまう。

今のところこの病気を治す方法はなく、他への感染を防ぐために速やかに感染した株と周囲の株を除去することが最良とされている。

葉化病は1996年に栃木、静岡県などで見つかり、相模原市内では2010年に発生した。珍しい病気で頻繁に見られるわけではないが、13年にも同市緑区で見つかったことから、同公社は注意を呼び掛けている。

葉化病に感染したアジサイの萼は、黄緑色から光沢のある濃い緑色に変化し厚みを増すのが特徴。健康なアジサイも花の時期が終わりに近づくと萼の部分が薄い緑色になるが、萼の大きさや厚さに異常がない場合は正常という。

葉化病の見分け方など問い合わせは、同公社・電話042(751)6623。