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(写真・神奈川新聞社)

横浜市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)が20日正午、リニューアルオープンする。取材ゲームなど体験型の施設を充実させ、新聞やジャーナリズムの役割を楽しく学べる内容に生まれ変わる。

 

同館は2000年10月開館。改装にあたって、昨年8月から休館していた。

 

新聞が読者に届くまでのコーナーなど、常設展示を一新させた。「横浜タイムトラベル」は、拡張現実(AR)を使った取材体験ゲーム。横浜港周辺の街並みを再現したジオラマにタブレット端末をかざすことで、過去へとタイムスリップ。ペリー来航や山下公園の誕生の秘密など、横浜の歴史にまつわる謎を取材し、出来上がった新聞は持ち帰ることができる。

 

パソコンを使ったオリジナル新聞作りを体験できるほか、パズルになった神奈川新聞の一面を完成させることで、レイアウトの仕組みを学べるコーナーも設けた。江戸末期から現代までの貴重な新聞や機材を展示するギャラリーもある。

 

同館は「情報社会の在り方や、ジャーナリズムが果たしている役割も伝えたい」とし、新聞記者の仕事や休日の過ごし方などの素顔も紹介。「確かな情報を届ける新聞の役割を、分かりやすく楽しく学べる」と来場を呼び掛ける。

 

開館時間は午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館(祝日の場合は次の平日)。入館料は一般400円、大学生300円、高校生200円で従来より100~110円値下げ。小中学生は無料のまま。問い合わせは、同館電話045(661)2040。

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