(写真・神奈川新聞社)
第71回毎日映画コンクールの表彰式が15日、川崎市幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで開かれた。最高賞の日本映画大賞には武蔵小杉が舞台の大ヒット映画で、昨年の市の十大ニュース1位にもなった「シン・ゴジラ」が選ばれ、男優主演賞の本木雅弘さんをはじめ俳優、スタッフなど各部門の受賞者らが表彰された。
「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督は、「川崎にはロケで大変お世話になった。ロケをするには本当に素晴らしい場所」とあいさつ。本木さんは「(映画『永い言い訳』は)ダメな男を演じたが、俳優の難しさを知った。長く愛される作品になれば」などと話した。
アニメーション映画賞の「君の名は。」の新海誠監督、監督賞の西川美和さん、女優主演賞の筒井真理子さん、同助演賞の市川実日子さん、男優助演賞の香川照之さん、田中絹代賞の松原智恵子さんらも舞台に立ち、感謝の言葉を述べていた。また、ドキュメンタリー映画賞には、地元川崎の団地に暮らすお年寄りを描いた、川崎生まれで20代の田中圭監督の作品「桜の樹の下」が選ばれた。
関連カテゴリー: