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(写真・神奈川新聞社)

 

紳士服大手のAOKI(横浜市都筑区)は13日、大きいサイズ専門店「SizeMAX(サイズマックス)」を全国で150店舗展開する事業戦略を発表した。AOKI、ORIHICAに次ぐ第3の柱事業と位置付け、近い将来に売り上げ構成比の1割を目指す。

 

現在サイズマックスはAOKIとの併設が57、単独が2店舗。2021年3月を目標に、併設80、単独70店を出店する考えだ。

 

会見したAOKIホールディングスの青木彰宏社長は強化する理由について、「ファッションを楽しみたいというお客さまのニーズ」「十数年の間に独自のノウハウが収集できたこと」「(0.4%にとどまっている)市場シェアの拡大余地」の3点を挙げた。

 

サイズマックスでは、広めの試着室や扇風機、ウオーターサーバーの設置など、独自のサービスを用意する。同一発注先での一括生産でレギュラーサイズと同じ価格を実現。スタイリストの細かなサポートや、カジュアル衣料やシューズ、小物を含め豊富なラインアップで他社との差別化を図る。

 

発表会見では、京都大学アメリカンフットボール部と共同開発したアスリート体形のための「アスリートMAXスーツ」を発表。ストレッチ素材を使った快適な着心地と、メリハリのあるすっきりとしたシルエットが特長という。サイズマックス事業責任者は「生の声を生かし、求められた機能を考えて企画した」と話した。

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