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(写真・神奈川新聞社)

 

三浦市や三浦海業公社、京急電鉄などが連携し同市内で手掛けるレンタサイクル事業が本格スタートした。実証実験を踏まえた事業化で、運営協議会が今月発足。ホームページ(HP)で三浦の景観が楽しめるお薦めコースを紹介して自転車による新たな観光の楽しみ方を提案するなど回遊性向上を図り、さらなる観光客の呼び込みを目指す。

 

2015年4月から計4回にわたり、実証実験を実施。今年1月から2月にかけての実験では、三崎港の複合施設「うらり」と京急線三崎口駅の計2カ所のサイクルポートで借りた自転車の相互返却などを可能にした。利用者が前年同期より増えたことなどから、市観光協会など5者による共同での事業化に踏み切った。

 

両サイクルポートには電動アシスト自転車を含む計59台を配備。このほか城ケ島内に返却専用のポートを設けた。

 

IC乗車券「PASMO(パスモ)」での決済を導入。パスモを利用すると飲料水と電車型の消しゴムがもらえ、さらに抽選で三崎マグロの詰め合わせセットが6人に当たるキャンペーンを5月21日まで実施している。

 

HPでは、自転車観光のお薦めコースを紹介。岩堂山から伊豆大島が見渡せるものなど6コースが並ぶ。8日からはHP上での予約も可能になる。

 

利用した川崎市の会社員(30)は「自転車なら目的地のすぐ近くまで行くことができ、景色の良い場所があれば止まって写真を撮ることもできるので便利」と話していた。

 

利用料は電動アシストが1日1,300円、3時間800円など。営業時間など問い合わせは、市観光情報インフォメーションセンター・電話046(888)0588。

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