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(写真・神奈川新聞社)

 

今国会で審議されている「共謀罪」法案に対し異議を訴えようと、国会議事堂の正門前での集会が連日行われている。金田勝年法相の不信任決議案が審議された18日夜は約2,500人(主催者発表)が集まり「共謀罪はいますぐ廃案!」「答弁できない大臣やめろ」と訴えた。衆院法務委員会で採決強行が見込まれる19日には午後6時半から午後10時ごろまで複数の市民団体が結集し、大規模な集会を開く。

 

無料通信アプリ「LINE」での通信でも「共謀に当たる」「合意の手法に限定は設けない」などと金田法相が答弁していることなどから「ひとの会話をのぞき見するな」「好きにおしゃべりしたいから声をあげます」などと書かれたプラカードも目立った。

 

スピーチでは会社員男性が「私たちは共謀罪を成立させるような政権を選挙で選んだことは一度もない! われわれは安倍首相のような独裁者を許さない!」と気勢を上げた。

 

18日の国会審議では野党4党が提出した金田法相の不信任決議案を衆院本会議で否決された。与党は19日の衆院法務委で法案採決に踏み切る構え。23日に衆院通過させ、24日の参院審議入りを目指す。

 

与党は当初、5月の大型連休前の衆院通過を目指していたが審議は遅れている。主催した安倍政権NO!実行委員会のメンバーは「強行採決に対する市民の怒りの声をぶつけることが共謀罪を葬り去る近道」と多くの参加を呼び掛けている。

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