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(写真・神奈川新聞社)

 

安倍晋三首相が28日招集の臨時国会冒頭に衆議院を解散すると正式表明した25日夜、首相官邸前では安倍政権に抗議する集会が開かれた。参加者らは「独裁政治を今すぐやめろ!」「卑怯(ひきょう)者」と怒りの声を上げた。

 

ツイッターなどで数日前から呼び掛けが始まり、およそ200人が集まった。抗議集会にベビーカーを押して参加した主婦(40)は「安倍首相は政治や国民をばかにしている。黙っていてはいけないと思った」と、西東京市から初めて足を運んだ。「森友学園、加計学園の問題について国会では『記録にない』『記憶にない』の連発だった。説明すると言いながら、ここにきて解散とは、逃げているとしか思えない」と批判した。

 

安倍首相は通常国会が閉会した後の6月19日、記者会見で加計学園問題の説明が不十分で不信を招いたことを認め「丁寧に説明する努力を積み重ねたい」と明言した。だが、その後野党が臨時国会の召集を求めたにもかかわらず応じることはなかった。

 

「責任を取ると言って取らない。丁寧に説明すると言って、説明すらしない」と憤るのは横浜市から訪れていた会社員の女性(31)。「『共謀罪法』や安全保障関連法の審議でも手続きをすっ飛ばす。憲法すら守らない。信じられるはずがない」と切り捨てた。

 

仕事帰りの途中に立ち寄ったという都内に住む男性会社員(43)は「加計問題で追及されるのが嫌で解散するのだろう。こんなに卑怯な内閣をみたことがない。許してはならない」。埼玉県新座市から駆け付けた主婦(47)は「ここまで国民をないがしろに、しかも自分と自分の仲間のために政治を行う政権を続けさせたら日本がおかしくなる。政治の危機だ」とマイクを握り、訴えた。

 

参加者らは、安倍政権に抗議しようと10月1日午後2時に、東京・新宿の柏木公園を出発する大規模なデモ行進を計画しているという。

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