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(写真・琉球新報社)

明日がいきなり結婚式-。沖縄県名護市と沖縄ワタベウェディングは七夕の7日、名護市で婚姻届を提出した夫婦1組に挙式をプレゼントする「七夕プロジェクト」を同市の喜瀬ビーチパレス内チャペルで開いた。前日の夕方に対象夫婦が決まってからの“スピード挙式”。急きょ都合を合わせることができた親族らが祝福した。

 

挙式をしたのは金城和輝さん(31)、亜由美さん(31)夫妻=名護市。市役所に設置された短冊に、挙式への思いを書いて応募した10組から選ばれた。亜由美さんがこっそり応募して、和輝さんには事後報告。予定を空けて待っていた。和輝さんの誕生日であるこの日の記念に式を挙げたいこと、娘にウエディングドレス姿を見せてあげたいことなどを連ねた。

 

夫妻は互いのハワイ留学中に知り合い、5年前に結婚した。里愛菜ちゃん(4)、昇輝ちゃん(2)と家族4人で暮らしている。式で短冊に「これからも家族みんなが元気で過ごせますように」と願い事を書いた亜由美さんは「家族みんなが幸せであれば、それが幸せ」と話した。

 

当日は朝から緊張のあまりビールを飲んでしまったという和輝さんは、それが奏功し「楽しくなっちゃった」とすっかり自然体で式に臨めた。亜由美さんのウエディングドレス姿に「いいんじゃないですか」と照れ笑いし、短冊には大きく「ENJOY(楽しむ)」と書いた。「誓いのキスが楽しかった」と笑顔で話した。

 

同チャペルの崎山綾子支配人は「手軽にすてきな結婚式ができることを知ってほしい」などと話した。

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