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女性社員が働きやすい職場づくりを進めているコーカスの(左から)喜友名幸代さん、緒方教介代表、屋宜絵理香さん=那覇市首里末吉町の同社

 

コールセンター事業などを行うコーカス(沖縄県那覇市、緒方教介代表)が、女性社員が働きやすい職場環境づくりに力を入れている。産休明けの社員にコールセンター勤務以外の選択肢を提供するため、せっけん販売の事業を開始。コールセンター内でも業務体系を見直したほか、社内保育園を開設する計画も進めている。緒方代表は「沖縄で一番、人が集まる会社にしたい」と決意を述べた。

 

コーカスは顧客の要望に合わせてコールセンター業務を請け負っているため、勤務時間が夜間になることもあるという。産休明けの女性社員は夜間の勤務が難しく、職場復帰に不安を抱えることがあったため、オーガニックの手作りせっけん販売を行う「SuiSavon―首里石鹸(せっけん)」を2016年10月に開いた。緒方代表は「せっけん販売の店舗なら営業や勤務の時間に融通が利く」と産休明けの社員の受け皿づくりを進めた背景を説明する。

 

コールセンターが本業とはいえ、「首里石鹸」は那覇市首里当蔵町の出店に続き、豊見城市の瀬長島ウミカジテラスに2店舗、今月28日には国際通りにも新たな店舗を開設するなど、販売面でも順調に推移する。

 

那覇市首里末吉町のコールセンターでは午後6時までに終えられる業務を増やし、子育てをしながら勤務ができる体制を強化している。複数の部署を一つにまとめることで、社員同士が互いの仕事をサポートできるようにした。来年3月28日には社内保育園も設置する予定で、社員のほか地域の子どもたちも受け入れる。コーカスの女性管理職10人のうち、3人は子育てをしながら仕事を続けているという。

 

産休経験のあるマネジメント担当の喜友名幸代さんは「お母さんになっても会社に貢献している姿を見せれば、若い社員が将来の自分の姿を描ける。出産後でも仕事ができるという意識も社員の中で強くなった」と語る。

 

緒方代表は「コーカスがここまでやってこられたのは女性のパワーが大きかった。多くの人が集まる会社になるために、これからもさまざまな取り組みに挑戦したい」と力を込めた。

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