リスナーからのメッセージに声を上げて笑う「かまどおばぁ」こと、福嶺初江さん(右)とパーソナリティーの喜納さおりさん=13日、沖縄市中央のFMコザ 画像を見る

【沖縄】沖縄市のFMコザで毎週水曜放送している番組内で、多良間言葉を紹介している「かまどおばぁ」こと、福嶺初江さん(83)のコーナー「ゆんたくはんたく How are you!」が13日、200回目の放送を迎えた。毎回1問出される多良間言葉の問題には、県内外のリスナーから多くのユニークな回答が寄せられる。奇抜な回答に、福嶺さんの豪快な笑い声が響き、リスナーたちに大人気だ。福嶺さんは「ここが私の生きがいで、ぬちぐすい」とはつらつと語った。

 

多良間村出身の福嶺さんは、2014年から毎週水曜の番組「マイオアシス」内で午前9時半から約20分コーナーを受け持つ。

 

多良間言葉を福嶺さんは「宮古島本島と多良間島の言葉は、英語と日本語くらい違うとよく言われる」と話す。リスナーは県内にとどまらず、県外にもおり、福嶺さんに会うためにスタジオを訪れるファンもいる。

 

水曜パーソナリティーを務める喜納さおりさんは「(多良間言葉が)分からないからこそ、聞いたままの回答をリスナーさんがしてくれるので、毎回笑い疲れてしまうほど」と笑みを浮かべる。

 

この日の生放送中にも、ガラス張りのスタジオ前の通りから、かまどおばぁに手を振るリスナーの姿も。

 

200回の放送を休まず続けて来た福嶺さんは「気持ちが大事だよ」と、秘訣(ひけつ)を語る。

 

「このコーナーは私の生きがい。元気なうちは続けたい」。かまどおばぁのゆんたくは、まだまだ続きそうだ。

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