キクミネーションを紹介する(左から)IKEHARAの池原公平社長、上地尚貴さん、上地健人さん=21日、読谷村 画像を見る

 

沖縄県読谷村儀間の菊農園「サンセットファーム」で4月末から、電照菊畑のイルミネーションを夜の観光スポットに仕立てた「キクミネーション」が実施されている。約千個の電球が輝く広大な農園内で写真映えする空間を作り上げ、ゴールデンウイーク中に5日間で約400人が来場するなどSNSで反響を呼んでいる。

 

園内にハンモックやテーブルなどを並べ、電球の色も白、オレンジ、赤の3色にするなど工夫。ロマンチックな雰囲気の中でドライフラワーにした菊を使ってピアスやヘアゴムを作るアクセサリー作り体験などを提供している。開始前に100人に満たなかったインスタグラムのフォロワーは600人近くまで増えた。

 

農園を経営するIKEHARAの池原公平社長(35)は父親から引き継いだ農家の2代目として、従来の農業のイメージを覆すファションへのこだわりや経営拡大に取り組んでいる。池原さんは「若い人にも農業の良さを知ってほしい。本業もしながらお客さんに喜んでもらえることをしたい」と語った。キクミネーションの営業時間は毎週金、土曜の午後7~9時。観覧無料で、アクセサリー作り体験は1500~2500円。

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