浦添延長へ「出発進行!」と指さしする屋良朝山さん(左)と城間一輝さん=26日、那覇市安次嶺の沖縄都市モノレール 画像を見る

 

10月1日に控えた沖縄都市モノレール(ゆいレール)の浦添延長区間での開業を特別な思いで待ち望む同社の若手社員がいる。延長区間を含めた車内アナウンスの整備を担当した技術部車両課の屋良朝山(ともたか)さん(27)と、実家がてだこ浦西駅を見下ろす西原町棚原の高台にある運転士の城間一輝さん(34)だ。2人は「延長区間でも事故なく、安全運行を続けられるよう職務に励みたい」と意欲を燃やしている。

 

沖縄工業高校の電子機械科を卒業し、航空関係の専門学校を経て2012年に入社した屋良さん。普段は車両の整備を担当するが、延長開業を前に音声合成ソフトを利用して次の到着駅などを知らせる車内アナウンスの作成を任された。

 

以前はアナウンサーなどに依頼していたが、急な変更にも対応しやすいよう、最近から音声合成ソフトを利用しているという。「まだ完璧と言える形ではないので、修正しながらより良いアナウンスにしたい。乗客の皆さんに、アナウンスにも注目してもらえたらうれしい」

 

城間さんは美容師の専門学校を卒業し、ゴルフ場、ガス会社の勤務を経て16年にモノレール社に入社した異色の経歴の持ち主。当初は臨時職員として2年ほど駅員を務めていたが、延長開業に向けて運転士の正社員募集があり、迷わず受験した。

 

実家の西原町で子どもの頃に「西原町までモノレールを開通させよう」との看板を見た記憶もよみがえり、「地域の活性化にもつながる仕事ができる。地元の人たちにも乗ってほしい」との気持ちを強くした。

 

浦添延長に向け屋良さんは「トラブルがないよう正確で丁寧な整備を手掛けたい。てだこ浦西駅前には県内唯一のトンネル区間もあるので、そういった部分も楽しんでほしい」と力を込めた。城間さんは「安全運行を最優先にし、県民、観光客の皆さんに気持ち良く乗ってもらえる運転を心掛けたい」と気持ちを新たにした。
(外間愛也)

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