月下老人を参拝する来場者ら=18日、沖縄市中央の一番街商店街(提供) 画像を見る

 

【沖縄】台湾・台北市の「霞海城隍廟」にまつられ、年間約7千組の良縁を成就させているといわれる縁結びの神様「月下老人」が18日、沖縄市を訪れた。同日、市役所と市一番街商店街で歓迎式が開かれた。来訪は5回目となり、12月29日まで商店街内にある「Startup Lab Lagoon」向かいの特設所で参拝できる。通りには鮮やかなちょうちんも並び、台湾の街中にいるような雰囲気を味わえる。

 

台湾では願いがかなうと再び参拝に訪れ、神様に餅や手紙を送る風習があるという。餅の数から月下老人の実績が裏付けられ、“アジア最強”の縁結びの神様とも言われる。

 

2014年に初めて訪れて以来、両市の商店街の交流が盛んになるなど、縁をつなぐ月下老人。昨年の来訪中は約8千人が参拝した。今年は商店街の中心に祭られている。

 

通りを彩るちょうちんは、台湾の子どもたちや商店街の店主らが絵付けを施した。アジアシティー交流センターの周恭平代表は「灯をともすちょうちんは希望のイメージがある。参拝は台湾の人にとってプラスのエネルギーをもらうこと。街に希望をもたらし、元気になってもらいたい」と願いを込めた。

 

一番街商店街振興組合の親川剛理事長は「月下老人で縁があった人が商店街で披露宴パーティーを開けるといい」と期待を寄せた。

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