上空からパラシュートで降下する米兵=29日午後6時47分、嘉手納町の米軍嘉手納基地 画像を見る

 

在日米軍司令部は30日、沖縄県の嘉手納基地内で米軍が29日に実施したパラシュート降下訓練について「悪天候により伊江島では安全に実施できなかった」とする声明を発表した。訓練が日米合意に沿ったものだとし、シュナイダー司令官は「訓練は成功」「日本の皆さまの理解と支援に感謝」などと強調した。嘉手納基地周辺の自治体からは「地域住民の感情を無視した一方的な発言」などと批判の声が上がっている。

 

在日米軍がこうした見解を表明するのは異例。河野太郎防衛相が訓練実施を日米合意違反だと強く批判し、全国的に報道され注目されたことなどを受け発表したとみられる。

 

声明では、悪天候などの場合には例外的に嘉手納基地を使用できるとし、訓練が「2国間の協定に完全に準拠して行われた」と主張した。シュナイダー司令官は「パラシュート訓練は成功し、関係する部隊の即応性を維持するために不可欠だった」としている。

 

河野氏は31日、防衛省で米インド太平洋軍のデービッドソン司令官との会談を予定しており、嘉手納での訓練実施について遺憾の意を伝える考え。

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