「闘牛戦士ワイドー」のウエアを着用し議会に臨む市議会の議員ら=18日、うるま市議会議場 画像を見る

 

「闘牛のまち」をPRしようと、うるま市議会(幸地政和議長)の全議員30人と市執行部が18日、ローカルヒーロー「闘牛戦士ワイドー」のウエアをそろって着用して12月定例会本会議に臨んだ。戦前から農民の娯楽として親しまれ、無形民俗文化財にも指定された闘牛の魅力を市内外に発信しようと、うるま市は「闘牛のまち」宣言をしている。同市議会でウエアなどを一斉に着用する取り組みは初めて。

 

うるま市は10月19日に開催された第14回うるま祭りの闘牛大会で「闘牛のまち」を宣言した。闘牛を通した地域活性化を後押しし議会にも関心を持ってもらおうと、新人議員の有志がウエア着用での議会開催を提案した。島袋俊夫市長はじめ市職員も取り組みに協力。提案者の天願久史議員は「少しでもうるま市の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話し、効果を期待した。

 

県闘牛組合連合会長を務める幸地議長は「350年以上続く文化を発信する機会が議員発案で実現したことは何よりうれしい」と笑顔を見せた。【琉球新報電子版】

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